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豪州ワーキングホリデーに参加した韓国人推定の遺体が発見

豪州ワーキングホリデーに参加した韓国人推定の遺体が発見

Posted December. 20, 2013 04:29,   

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豪州東部のクイーンズランド州の州都ブリスベンで観光と就業を並行する「ワーキングホリデー」プログラムに参加中だった韓国人男子学生のキン某さん(28)が16日行方不明となり、現地の当局が捜査に着手した。当地日刊紙のブリスベンタイムズは、キムさんが既に死亡し、キムさんと推定される遺体がブリスベン南部のアルジェスターで見つかったと、19日報道した。

キムさんは、11年ワーキングホリデービザで豪州に入国した後2年間、ブリスベン南東部のケノンヒルにある肉類加工工場で働いた。同氏は来年1月、韓国へ帰ってくる予定だったと知られた。

ブリスベンの警察は、キムさんのルームメートのパク某さんから行方不明の通報を受けて、所在の把握に乗り出した。特に、行方不明直前、キムさんの銀行口座から1万5000豪州ドル(約1400万ウォン)の資金が引き出されたことを確認した。警察は18日夜〜19日未明、キムさんと推定される遺体をアルジェスターのある浅い墓から掘り出したものと見ている。

外交部の関係者は、「豪州の警察が遺体がキムさんであるかどうかを確認している」とし、「当地警察の発表を待っている」と話した。

今度の事件で豪州韓人社会は極度の恐怖と不安に包まれた。同じくワーキングホリデービザで豪州に入国した20代の韓国人女性のバン某さん(22)が先月24日未明、ブリスベンの都心のアルバートストリートで殺害されてからわずか1ヵ月も経っていないのに、キム某さん事件が発生したためだ。

豪州では最近数年間、韓国人をはじめアジア人を相手にした強力犯罪が相次いでいる。この中で相当数は「人種嫌悪犯罪(hate crime)」に把握される事件だ。

今度の事件などを契機に、厳しい勤労条件で悪名高いワーキングホリデープログラムそのものに対する認識を正しくし、韓国政府も関連対策をまとめなければならないという指摘が出ている。豪州ワーキングホリデーに参加した相当数の韓国の若者は、農場、肉加工工場などで1日10時間以上の厳しい労働をしながらも、週当たり20万ウォンぐらいしかもらっていないケースが多いからだ。先月死亡したバンさんも仕事先のホテルで掃除をするために午前3時30分に家を出たところ事件に遭った。