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「韓日協力が重要」 安倍首相、3日連続で関係改善を強調

「韓日協力が重要」 安倍首相、3日連続で関係改善を強調

Posted November. 16, 2013 05:31,   

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日本の安倍晋三首相が3日連続して、韓日関係の重要性を強調している。朴槿恵(バク・クンへ)大統領も、「韓国と日本は隣人だ」というメッセージを送っており、両国関係に変化があるか、注目を集めている。

安倍首相は15日、東京・帝国ホテルで行われた韓日協力委員会の合同総会にいきなり出席し、「韓国と日本は、共に米国の同盟国だ」とし、「現在、東アジアの情勢を考えれば、韓日及び韓米日3ヵ国の緊密な協力が、戦略的に大変重要だ」と語った。氏はまた、「これからも、大局的観点から、協力を強化し、重層的かつ未来志向的関係を築いていきたいと思う」と述べた。

安倍首相は特に、「韓日両国は最も重要な隣国であり、1965年、両国の国交正常化以降、さまざまな課題を乗り越え、関係を強化してきた」とし、「関係をさらに発展させていくために、協力しなければならない」と強調した。日本は、現職の国家首脳が韓日協力委員会・合同総会の開会式に出席したのは、1969年の委員会発足後はじめてのことだ。

安倍首相の同日の発言は、韓中関係の強化への牽制球という見方もある。しかし、安倍首相13日、李丙鏻(イ・ビョンギ)駐日大使、14日は韓日協力委員会韓国代表団に会ったのに続き、3日連続して韓国との関係強化を強調し始めたのは、注目に値するという言葉も出ている。

日本保守陣営のゴッドファーザーとして、韓日協力委員会の日本側会長の中曽根康弘元日本首相も、口ぞえに乗りだしている。氏は同日、「対話を続けることこそ、韓日関係の基礎であり、両国の絶え間ない努力が求められる」と呼びかけた。これと共に、「1969年、同委員会の発足後、両国の間にさまざまな誤解や対立があったが、(相手への)敬意を持って乗り越えてきた」と強調した。

同日、韓日協力委員会日本側会長職を引き継いだ麻生太郎副首相兼財務相は、「これからも、韓日両国は、アジアや北東アジアで価値観を共有していかなければならない」とし、「両国の間に、困った問題があるほど、対話は一段と重要になってくる」と語った。

朴大統領は同日、総会に祝賀のメッセージを送った。朴大統領は、「韓日両国は、自由民主主義や市場経済の価値を共有する隣人だ」とし、「両国が信頼を基に、未来志向的関係を発展させていくことができるよう、両国の協力委員会が創意的な貢献をしてくれることを期待する」と語った。朴大統領は、会長職を退任する中曽根康弘元首相が、在任中、韓日関係の発展のために貢献したことから、感謝の意を表した。

韓国側代表代行の李承潤(イ・スンユン)元経済副首相は、「韓日間には、世界の国々が見ても、負担と思える対立関係が続いている。今回の総会は、韓日両国の間に置かれている氷を割る突破口になるだろう」と期待した。

韓日協力委員会は、両国の国会議員、財界・文化人関係者などが出席し、両国間の協力案について議論する機構だ。当初、今年5月、東京で合同総会を開催する予定だったが、当時、両国関係が急激に悪化すると、日程を遅らせ、今回開催することになった。