Go to contents

プロ野球ロッテのカン・ミンホ、75億ウォンでFA契約を締結

プロ野球ロッテのカン・ミンホ、75億ウォンでFA契約を締結

Posted November. 14, 2013 06:23,   

한국어

ロッテのキャッチャー・カン・ミンホ(28)が、韓国国内プロ野球のフリーエージェント(FA)の契約金の歴史を新たに築いた。

ロッテは13日、カン・ミンホと4年間で計75億ウォン(契約金=35億ウォン、年俸10億ウォン)にFA契約を交わしたと明らかにした。総額75億ウォンは、05年、シム・ジョンスが現代(ヒョンデ)から三星(サムスン)に移籍する際に契約した4年間で最高60億ウォンを上回る史上最高額だ。14年のFA権利行使を申し込んだ16人中、一番先に契約を終え、年俸10億ウォンの保障を受けるカン・ミンホは、この2年間連続して15億ウォンの年俸を受け取ったハンファのキム・テギュンに続き、史上2番目の10億ウォン台選手となった。

ロッテは、10日から始まった元所属の球団との優先交渉の締切日(16日)を3日も残し、カン・ミンホを獲得することに成功した。ロッテは、2年前、チームの花形打者だったイ・デホとのFA契約に失敗したのに続き、昨年は、キム・ジュチャンやホン・ソンフンさえ、それぞれKIAや斗山(トゥサン)に明け渡し、ファンらから激しい批判を受けた。ロッテが、例年と違って、いち早く対応したのは、カン・ミンホすら、駆け引きの過程でほかのチームに奪われれば、その影響が激しいだろうと意識したものと見られる。カン・ミンホも同様に4年後は、再びFA資格を獲得しても、32歳と若く、金に拘る様子を見せないほうがよいと判断した模様だ。ロッテは、カン・ミンホをつかむため、11日、1回目の交渉の時から、史上FA中最高の待遇をするという方針を伝えた。

ポチョル工業高校を卒業し、04年、新人ドラフト2回目3ラウンドで選ばれ、契約金9000万ウォンで、ロッテに入団したカン・ミンホは、10シーズン通産1028試合に出場し、打率0.271、ホームラン125個、打点512点を記録し、ゴールデングローブを3度(08、11、12年)も受賞するなど、攻撃と守備能力を共に備えたキャッチャーという評価を受けてきた。

しかし、今シーズンの成績は芳しくなかった。105試合に出場し、打率0.235に11ホームラン、57打点の獲得に止まった。年俸5億5000万ウォンの選手としては、みすぼらしい成績だ。カン・ミンホの1シーズン個人最高の打率は0.305(10年)、ホームランは23個(10年)、打点は82点(08年)だ。

カン・ミンホは、「ロッテで10年という長い間、先輩と後輩、フロント、ファンらと共に、幸せな野球生活をしてきており、溢れるほどの愛を受けてきたため、チームを離れることは考えたことがない。今シーズンの成績はよくなかったのに、プライドを守ってもらい、真剣に接してくれた球団に心から感謝する」と話した。ロッテの鞖在厚(ペ・ジェフ)団長は、「カン・ミンホは、1回目の交渉のときから球団に全ての契約条件を一任していたため、その基準を決めるのは容易ではなかったが、リーグを代表するキャッチャーであり、チームの中でも重要な役割をうまく果たしたため、それに見合う待遇にしようと考えていた」と明らかにした。