Go to contents

「中国、米本土を打撃できる潜対地ミサイルを年内配置」 米議会が予測

「中国、米本土を打撃できる潜対地ミサイルを年内配置」 米議会が予測

Posted November. 13, 2013 03:21,   

中国が潜水艦から発射し、米本土を打撃できる潜対地核弾頭ミサイルを、今年末まで戦力化するものと見られると、米議会の報告書が評価した。

米軍事専門メディア・ディフェンスニュースが11日付けで公開した米議会の「米中経済安保検討委員会」と題した報告書の素案によると、中国が運用中の094型晋級原子力推進潜水艦(SSBN)は、今年末まで射程距離7000キロの潜対地弾頭ミサイル・巨浪2を搭載し、米本土を打撃できるようになる。中国はすでに、3台の094型潜水艦を保有しており、2020年までに、2台を追加で配置する予定だ。

中国は、地上から発射し、米本土を攻撃できる地対地核弾頭ミサイルはすでに保有している。しかし、地上基地や移動発射台(TEL)から発射される核弾頭ミサイルは、発射前に相手国の航空戦力やミサイルによって先制攻撃を受けることもありうる。

同報告書は、「中国軍が、米本土を打撃できる信頼するだけの海上基盤(sea−based)の核抑止力を初めて備えることになった」と評した。

同報告書は、「中国が、軍事力の現代化に拍車をかけ、今後5〜10年にアジア地域で米国の軍事的優位を脅かすことになるだろう」と見込んだ。