「フィギュア・クィーン」キム・ヨナ(23)が負傷でフィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズに欠場する中で、日本の浅田真央(23)がGP第1戦で優勝した。
浅田は21日、米デトロイトで開かれたGP大会女子シングルフリーで131.37点を獲得、ショート点数73.18点と合わせて合計204.55点で優勝した。2位はアシュリー・ワグナー(米国、193.81点)、3位はエレーナ・ラジオノワ(ロシア、183.95点)だった。
浅田は競技後、「満足できなかった演技だった」と話した。浅田は今季初めて200点を越える点数を獲得したが、フリーで3度のミスを犯した。最初の課題のトリプル・アクセルジャンプを試みたところを転倒してしまった。
浅田はトリプルルッツジャンプでのエッジの誤った使い方やコンビネーションジャンプでの回転数の不足により減点された。相次ぐジャンプでのミスで選手10の中で技術点(TES)2位にとどまった浅田は、芸術点(PCS)でワグナーより3.53点も高い69.54点を獲得しミスを挽回した。シカゴトリビューンなど外信は、「ジャンプに問題が多かった。ライバルがそれよりうまくできなかっただけ」と評した。






