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三星とアップル、金色を巡る戦い

Posted September. 27, 2013 06:43,   

世界のスマートフォン市場で黄金色が、消費者らを心をつかむ「イット(it)カラー」として浮上している。

真っ先に火をつけたのは、アップルの「アイフォン5S」のゴールド(gold)カラーだ。20日(現地時間)、米国や中国など9ヵ国で発売されたアイフォン5Sが、予想外の販売新記録を記録し、「逆転の大ヒット」という評価を受けるのに決定的に貢献したデザインは、ほかならぬゴールドカラーだ。アップルが披露した3色のうち、とりわけ金色製品が人気を集めているからだ。

ゴールドカラーのアイフォン5Sは、発売から10分後に売り切れとなり、品薄現象が起きている。最近、オークションサイト・ebayでは、51回の激しい入札競争の末、ほかの製品と色だけが違うゴールドカラーのアイフォン5Sが、1万100ドル(約1188万ウォン)で落札されたこともある。

中国消費者らがとりわけ熱狂している。中国では、伝統的に皇帝を意味する金色は、幸運や財物をもたらすといわれており、多くの中国人が金色製品をお守りのように持ち歩いている。中国の地元メディアによると、17日から始まった中国内アイフォン5Sの予約販売で、ゴールドカラーは1時間で予約が終わった。20日、一部の物量が市場に出回ったあとは、プレミアムがつき、定価5288人民元(約92万ウォン)の2倍を超える1万600元(約186万ウォン)まで取引価格が高騰したが、まもなく売り切れとなった。アップルは、ゴールドカラー・アイフォン5Sの生産台数を、3分の1ほど増やす計画だ。

スマートフォン業界の関係者は、「アップルが中国で初めてアイフォンを発売する際に試みた『ゴールドマーケティング』が大ヒットした」とし、「三星(サムスン)電子のプレミアム携帯電話のみ知っていた中国の富豪者らが、徐々にアップル製品にも関心を見せ始めている」と主張した。

「ゴールドカラー戦争」に三星電子も加わった。三星電子は先月、中国や中東市場に発売した「ギャラクシーS4ゴールドエディション」の販売地域を、アフリカなどへと拡大する計画だ。これを巡り、一部の外国メディアは、「アップルがアイフォン5Sゴールドカラーを発売してから5日後に、三星がゴールドエディションをコピーして発売することにした」と報じたりした。

しかし、三星電子は、「ゴールドカラーは我々のほうが8月に先に出した色だ」と反ばくした。三星電子の関係者は、「中東や中国消費者らは、過度に金色を好み、かつてから地元のテレビ広告に、『ゴールドマーケティング』を試みてきた」とし、「社内計画に基づいて、ギャラクシーS4・ゴールドエディションの発売国家を、アフリカなどへと拡大するためだ」と説明した。

三星電子やアップルのほか、台湾のHTCも、金色の「HTCワン」を近いうちに発売すると伝えられ、グローバルスマートフォン業界のゴールドカラーを巡る戦いは、さらに白熱化する見通しだ。

ゴールドカラー情報技術(IT)製品は、すでにかつても何度も「ブーム」となった。キャノンは10年、中国市場の限定版としてモデル名やダイヤルを金色に刻んだプレミアムカメラを発売した。当時、人気俳優の成龍をモデルに打ち出し、「龍」という金色の文字を、内臓フラッシュの上に刻んだこの製品は、大人気となった。モトローラも08年、製品のロゴや一部のキーに、18Kゴールドのメッキでポイントをつけた「レーザースクウェアードラグジュアリーエディション」を発売した。