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安倍首相の「汚染水完全遮断」発言、日本でも「あきれた」

安倍首相の「汚染水完全遮断」発言、日本でも「あきれた」

Posted September. 10, 2013 03:39,   

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日本の福島第1原発から漏れ出た放射能汚染水が完全に遮断されているという安倍晋三首相の発言が、日本国内で波紋を呼んでいる。

安倍首相は7日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで2020年夏季五輪の開催地選定のために開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、「汚染の影響は福島第1原発の港湾内0.3平方キロメートルの範囲内で完全に遮断されている」と述べ、東京五輪の招致に大きな影響を及ぼした。

しかし、福島県いわき市の漁民、吉田久氏は9日、東京新聞とのインタビューで、「汚染水問題は悪化している。『国家が対応しているので安全だ』という安倍首相の発言に違和感がある」と話した。京都大学原子炉実験所の小出裕章助教も、「何を根拠にコントロールされていると言えるのかが分からない。あきれた」と批判した。

日本政府は1日1000トンの地下水のうち300トンが汚染された状態で海水の取水口に流入していると先月7日、公式に発表した。地上の汚染水タンクから漏れた300トンの汚染水の一部も海に流れていると推定されている。そのような状態にもかかわらず、「汚染が完全に遮断されている」と安倍首相が公言したことに対して、批判が相次いでいる。

一方、五輪招致への期待感で、東京証券市場は大幅に上昇した。9日の日経平均株価は、先週金曜日より2.48%高い1万4205円23銭で取引を終えた。