ポスコが経営難に苦しんでいるロシアの国営鉄鋼会社アムールメタルを、最長7年間委託経営する。ポスコが海外の鉄鋼会社に運営ノウハウを伝授するのは初めて。
ポスコのチョン・ウシク専務とアンドレイ・ユリビチ・サフェリン対外経済開発銀行(VEB)副会長は9日(当地時間)、ロシア・ハバロフスクで、アムールメタルの経営・運営権委託了解覚書(MOU)を締結した。VEBは、アムールメタルの持分100%を保有している。MOU締結式には、鄭俊陽(チョン・ジュンヤン)ポスコ会長も参加した。本契約は10月初めに締結される予定だ。
鄭会長は、「ポスコの蓄積された経験と運営ノウハウを最大限に活用して、アムールメタルの正常化を積極的に支援したい」とし、「短期間での正常化を越えて、設備の再調整などを通じて、独自生存が可能な製鉄所を作りたい」と話した。
MOUの締結で、ポスコはアムールメタルに生産・販売・技術を総括する人材を派遣し、製鉄所の運営や原料購買、原価削減ノウハウなどを伝授する代わりに、手数料を受け取る。双方は2年間、委託経営体制を稼動した後、成果を見極めて契約を5年間延長し、独自生存に向けたプログラムを施行することを決めた。
ポスコは、アムールメタルへの委託運営を契機に「運営ノウハウ」の輸出という新しいビジネスモデルを作っていく計画だ。






