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たまねぎの皮は生ゴミではありません

Posted September. 06, 2013 08:37,   

生ゴミ従量制が導入されたが、家庭でのゴミ分類が間違って、その処理費用をさらに負担したり、環境にやさしいリサイクルという本来の趣旨を生かせないケースが少なくない。生ゴミを一ヵ所にまとめて捨てることになり、悪臭や虫ができないよう、殺虫剤を掛けたり、一般ゴミを生ゴミと間違って捨てる事例などがその代表例だ。

5日、環境部によると、11年に収集された生ゴミ1万3537トンうち95%が、飼料や堆肥、バイオガスへと転換された。しかし、殺虫剤などの化学物質に汚染された生ゴミは、このようなリサイクルができない。自然に腐敗し、簡単に分解される物質だけを、生ゴミとして出すことも重要だ。動物の骨や魚介類の殻、卵やナッツ類の殻、桃の種、ティーバック入りのお茶のカスなどは、自然分解されず、一般ゴミとして捨てなければならない。

このような物質が生ゴミと混ざれば、堆肥や飼料の品質が落ちるだけでなく、リサイクルの工程過程で、破砕機などの機器故障を起こす原因になる。環境部は、「食材や残飯のうち、どんなものが生ゴミにあたるかは、地方自治体ごとに分類基準がやや異なっており、市郡区のホームページを参考にするのがよい」と説明した。

生ゴミを捨てる時、水気を切り、量を減らすことも重要だ。従量制の実施で、捨てる分だけ処理手数料の負担も膨らむからだ。果物の皮などの植物性ゴミは、日差しに乾燥させ、なべ類は汁を捨て、残りかすの水気を除去した後、捨てるのがよい。

最近は、ゴミ処理に微生物を利用する方法が注目を集めている。有益な微生物からなっているEM(Effective Micro−Organism)やとぎ汁を混ぜて発酵させて作ったEMの活性液が、その事例だ。悪臭を無くすだけでなく、ゴミをすぐ発効させ、堆肥として使うことができる。ソウル松波(ソンパ)区役所は最近、EM活性液の生産工場を立ち上げ、今月から、各家庭に無料で普及する予定だ。家庭では、生ゴミを捨てる際、この活性液をゴミに少し掛ければよい。

ベランダや庭に、草花や家庭菜園をやっている家庭は、ミミズを活用すれば、ゴミをよりエコ的に処理できる。スチロールやプラスチック容器で作った培養箱にミミズを育てながら、水分や塩気を除去した果物の皮、野菜類、卵の殻などを細かく砕き、えさとして与える。この食べ物を食べたミミズが排泄するふん便土には、数千個の有益なばい菌や酵素が含まれており、有機栽培肥料として使うことができる。

野菜や果物の皮を、生活に活用することもできる。長期保存して硬くなった調味料の容器に、リンゴの皮を入れて、密封した状態で1日ぐらい置けば、調味料がやわらかくなる。こげ後ができたり、真っ黒に焦げ付いたなべを洗う時も、リンゴの皮を利用すれば、きれいに洗うことができる。