野党民主党が3日午後6時、ソウル清渓(チョンゲ)広場で、「民主主義の回復と国家情報院改革要求国民報告大会」を開く。民主党は海外に出ていた議員まで早期帰国するよう勧め、3日の集会に総動員令を下した。場外闘争という最後のカードを取り出したにもかかわらず、国民の関心を集めることができないことによる切迫さが読み取れる。しかし、その切迫さが大統領選挙不服勢力との結託につながっては困る。それは「悪魔の誘惑」だ。
民主党が集会を開く清渓広場では、1時間後の午後7時、「国情院政治工作大統領選挙介入市民社会時局会議」が主催するろうそく集会が開かれる。民主党はこの集会に参加するかどうか明らにしていないが、事実上、民主党と「時局会議」の合同集会と言われても返す言葉はないだろう。民主党の影響力と時局会議の動員力を結合して勢力を拡大することで、与党を圧迫するという計算でないなら、強いて同じ場所で続けて集会を開く理由はない。6月に始まったろうそく集会では、大統領選挙不服につながるスローガンが少なくない。民主党がこのような集会に付き添うなら、これまで「大統領選挙不服や選挙無効を主張するわけではない」という民主党の主張は説得力を失う。
ろうそく集会を主催する時局会議の幹事団体「韓国進歩連帯」の朴錫運(パク・ソクウン)共同代表は、2008年の米国産牛肉輸入反対ろうそくデモを主導した容疑で逮捕された人物だ。朴氏は2006年の韓米自由貿易協定(FTA)反対シアトル遠征デモ、2005年のマッカーサー銅像破壊デモなど、これまであらゆる「親北反米」暴力デモを主導した。先月、蔚山(ウルサン)の現代(ヒョンデ)自動車工場一帯を暴力の解放区にした「希望のバス」デモにも参加した。民主党が彼らと手を握るなら、場外闘争の名分を失うだけでなく、政権を狙う政党として国民の支持も失うだろう。
政権与党であるセヌリ党は、民主党の間違った選択を内心で楽しむのではなく、政治修復のために努力する姿を見せなければならない。国民生活のための政治が失速すれば、与党の責任が問われざるを得ない。






