Go to contents

通信技術の達人、「創造経済」を取り仕切る

通信技術の達人、「創造経済」を取り仕切る

Posted March. 15, 2013 03:10,   

情報通信技術(ICT)業界と科学技術界は14日、未来創造科学部長官に内定された崔文基(チェ・ムンギ)候補に対し、「強力な推進力を持った通信技術の専門家であり、未来創造科学部が扱う分野について、誰よりも精通している人だ」と評した。

崔候補は、国内通信技術のメッカである韓国電子通信研究院(ETRI)で下積みしてきた研究員出身だ。KAISTを卒業した1978年から1999年にかけて、21年間、ETRIで働きながら、通信技術やインターネット技術の開発を主導してきた。韓国の通信技術のレベルを一ランク引き上げたという評価を受ける電子交換機(TDX)と符号分割多元接続(CDMA)開発プロジェクトに欠かさず参加してきた。崔候補の名で出した国内外特許だけでも36件に上る。氏は、「私は一言で言えばエンジニアだ」とし、「特に、融合技術については相当経験を持っている」と強調した。

故盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下ではETRI院長を経験し、陳大済(チン・デジェ)元情報通信部長官が推進した新成長エンジン政策「IT839戦略」を積極的に支援してきた。そのため、IT839の重要産業であるロボットやワイブロ関連企業の株価は、崔候補の内定が発表された14日、ストップ上げまで値上がりした。

崔候補は、まず目標を決めれば、なんとしてでもそれを達成しようとする推進力が強い。徳将よりは勇将に近いという評価を受けている。成均館(ソンギュングァン)大学の鄭泰明(チョン・テミョン)教授は、ETRI研究員として働いたとき、米国で技術を学び、数年間努力した末、非同期伝送モード(AMT)技術の国産化に成功したことがある」とし、「強い推進力で、目標を達成するタイプだ」と主張した。

ICTに特化した韓国情報通信大学(ICU)教授として働く時は、全額奨学金をもらう学生らに対し、「国から受けた恩恵は必ず返さなければならない」とし、卒業後、学校発展基金を出すよう誘導したこともある。

朴槿恵(バク・クンへ)大統領とは、大統領選挙候補時代のシンクタンクだった国家未来研究院で縁ができた。ソウル大学の李秉基(イ・ビョンギ)教授や、ハナロテレコムの尹敞繁(ユン・チャンボン)元会長などと共に、ICT分野について助言を行い、大統領職引継ぎ委員会が稼動する時も、政策助言を行いながら、創造経営構想に参加したという。朴大統領は主に、彼に新技術の産業化についての意見を求めたいう。

崔候補の内定について、公務員らとICT業界はおおむね歓迎する空気だ。放送通信委員会の関係者は、「未来部が担当するICTや研究開発(R&B)政策についての理解の度合いが誰よりも高く、早期に組織を固めるのに適任者だと判断したようだ」と話した。しかし、科学技術界は、氏が通信専門家であることをやや懸念している。韓国科学技術翰林院の朴聖鍱(バク・ソンヒョン)院長は、「情報通信だけでなく、科学技術、特に基礎科学の振興に多く気を配ってほしい」と求めた。

辞任した金鍾勳(キム・ジョンフン)前候補のようなスター性がないことは弱点といわれている。主に、研究員として活動してきたため、外部に名前は知られていない。気性も、2メートル弱の大きな身長とは違って、静かなほうだ。

崔候補は、内定事実が伝わった後、「未来部は国家経済を持続的に成長させる重要な役割を果たすことになるだろう」とし、「科学技術やICTを基盤に、新たな成長エンジンを創出する」と明らかにした。創造経済の方向性については、「科学技術とICTとの融合に止まらず、コンテンツや文科芸術、人文社会学などへと融合対象を拡大させ、新たな産業を興すつもりだ」とし、「開放型革新や企業家精神、相互協力を通じて、若者らによい雇用を提供することになるだろう」と強調した。



nex@donga.com