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数学と科学ができる韓国の小中学生、「自信」「興味」は最下位

数学と科学ができる韓国の小中学生、「自信」「興味」は最下位

Posted December. 12, 2012 09:05,   

韓国の小中学生の数学と科学の実力が世界的に高いことが再び確認された。しかし、両科目に対する自信と興味は少ない方で、教育方法を改善しなければならないという指摘が出ている。

国際教育成就度評価協会(IEA)が4年毎に実施する「数学・科学成就度推移変化の国際比較研究(TIMSS)」の11年評価結果によるt、韓国は科目別に1〜3位を記録した。

小学校4年生は50ヵ国の中で数学2位(605点)、科学1位(587点)だった。中学校2年生は42ヵ国の中で数学1位(613点)、科学3位(560点)を記録した。点数は平均を500点、標準偏差を100点にして換算した。

今度の評価は世界中の小中学生30万人を対象に行われた。韓国では小学校4年生4335人、中学校2年生5167人(それぞれ150ヵ校)が参加した。小学校4年生は1995年TIMSSに参加して以来16年ぶりに評価を受けた。今度の順位は1995年と一緒だ。

中学校2年生は1995年以後毎度参加して今度が5度目。数学は1995年3位→1999、03、07年2位→11年1位へ上昇した。科学は1994年4位→1999年5位→03年3位→07年4位→11年3位と違っていた。

韓国生徒の基礎学歴未達比率はとても低かった。小学校4年生は数学0%、科学1%だけが、中学2年生は数学1%、科学3%だけが基礎水準以上を越えられなかった。秀越水準以上の生徒の比率は国別順位で1〜3位につけるほど高い方だった。

しかし、数学と科学に対する自信と興味が他の国より大きく低い問題は今度も繰り返された。興味度調査で小学校4年生は数学勉強が好きだという比率が23%(国際平均48%)、科学勉強が好きだという比率が39%(国際平均53%)だった。中学校2年生は数学8%(国際平均26%)、科学11%(国際平均35%)でさらに下落した。いずれも最下位クラスだった。

自信感はもっと低かった。小学校4年生は数学に自信があるという比率が11%(国際平均34%)、科学に自信があるという比率が15%(国際平均43%)、中学校2年生は数学3%(国際平均14%)、科学4%(国際平均20%)で、日本に続き最も低かった。中学校2年生を対象に数学と科学の価値を聞く質問でも「価値がある」という回答は国際平均の3分の1にとどまった。

数学と科学で男子生徒が女子生徒より成績が高い様相は相変わらずだったが、男女間の点差は大きく縮小した。小学校4年生の場合、1995年に比べて数学は10点から7点、科学は13点から8点へ縮小された。中学校2年生は同期間に数学が17点から6点へ、科学が29点から5点へさらに大きく縮小した。TIMSS施行および分析に参加する韓国教育課程評価院は、「数学や科学への態度が否定的な現象は点数が高い国、東洋圏の国で目立つ特徴だ」とし、「ストーリーテイリング、融合人材教育など興味と好奇心を高める教育方式を推進している」と説明した。



foryou@donga.com