Go to contents

泰安原油漏れの被害漁民ら、三星本館前で補償訴えて集会

泰安原油漏れの被害漁民ら、三星本館前で補償訴えて集会

Posted December. 04, 2012 08:41,   

西海岸の原油漏れ事故による被害者総連合会の会員約4500人(警察試算)が3日午前11時ごろ、ソウル瑞草区(ソチョグ)瑞草洞の三星(サムスン)本館前で、三星による被害補償を訴える集会を開いた。

大半が漁民である集会参加者らは同日、「国民召還、李健熙召還」と書かれたプラカードを手にし、07年の原油漏れ事故で被害を受けた泰安(テアン)地域の住民らへの責任ある被害補償を呼びかけた。参加者らは、棺を載せる輿を担いで三星本館の周辺を回り、「三星はきれいな海だった西海岸をよみがえらせるべきだ」と叫んだ。集会はたいした衝突もなく、午後5時ごろに終わった。

当時、タンカー「ハーベイスピリット」号と三星重工業のタグボートとが衝突し、原油が漏れ出し、裁判所は、三星の損害賠償責任を56億ウォンと制限した。これを受け、漁業関係者への補償が難しくなると、三星は、そのほか1800億ウォンの基金を拠出し、被害漁民への支援を約束した。しかし、漁民らは少なくとも5000億ウォンの基金と共に、三星側の追加の「地域貢献」を求めている。



tigermask@donga.com