誠信(ソンシン)女子大学の孫石熙(ソン・ソクヒ)教授は、MBCの討論番組「100分討論」の司会を務めていたとき、当時の「アルムダウン財団」の朴元淳(パク・ウォンスン)常任理事から次のように尋ねられた。「私と1956年生まれの同い年ですが、若く見える秘訣はなんでしょうか?」。孫教授は、「魯会燦(ノ・フェチャン)進歩新党代表とも同い年だ」と紹介し、「私のほうが童顔というより、朴理事のほうが老顔だ」と答え、笑いを誘った。男が実際年齢より老けて見えるのは、断然しわと薄くなった髪の毛のためだ。孫教授のように額を覆う「ゴマの葉髪型」は、確かに若く見せる効果がある。前髪が薄くなった人たちは、真似することすらできない。
◆女子中学生の「ゴマの葉髪型」がファッションと多少の遊び心を表しているなら、中年男性のゴマの葉髪型は、その豊かな髪の毛のように変わらぬ若々しさを象徴している。ドラマ「紳士の品格」での張東健(チャン・ドンゴン)のように、メロドラマの男性主人公が、ほかならぬそのスタイルだ。権威が重んじられる社会・経済的環境なら、やりたくてもやれない。8対2の髪の分け目スタイルの金斗官(キム・ドゥグァン)元慶尚南道(キョンサンナムド)知事(53)が代表的だ。だから、紳士のゴマの葉髪型は、専門職従事者として若々しく生きているという誇りの表現かも知れない。
◆人相を重視する人や「お年寄り」は、男女を問わず、額を覆うスタイルをあまり好まない。すっきりした額こそ、知力や権力を示していると考えているからだ。人相研究家の中では、若者のゴマの葉髪型は、未成熟でもエネルギー溢れる感じだが、年を取るほど額を現してこそ、世間の人徳を得たり、天から選ばれると主張する人たちが少なくない。図書出版「トンムンソン」の辛成大(シン・ソンデ)代表は、「男性のゴマの葉髪型は、去勢された男性性の象徴だ」と主張し、「テレビドラマでも分かるように、大半は自閉的、反抗的かつ独善的であり、自ら打開する勇気のない歪んだ人たちだ」と貶めている。
◆1週間前に大統領選挙への立候補を宣言した席では、ゴマの葉髪型をしていた安哲秀(アン・チョルス)候補が、昨日、烽火(ポンハ)村の故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領墓への参拝の時は、額をすっきりと現してきている。若さのエネルギーより、キャリアや知力のイメージを示したかったのか。週明けのムースやジェルをつけた髪形から見れば、大変な発展振りだ。民主党の文在寅(ムン・ジェイン)候補は、すっきりと露出させた額に、3本のしわがあり、誰とも融合できる円満な性格の持ち主であることをアピールしているという。李承晩(イ・スンマン)、朴正熙(パク・ジョンヒ)、全斗煥(チョン・ドゥファン)、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉、李明博(イ・ミョンバク)…。歴代大統領からみても、ゴマの葉髪型の大統領などいなかった。もちろん、過ぎ去った時代の大統領ではあるが。
金順鄹(キム・スンドク)論説委員 yuri@donga.com






