今年上半期、非優良企業の格付けが軒並み下方修正されたことが分かった。欧州の財政危機や景気低迷の中で、収益性と財務健全性が劣悪な中小企業と大企業の間に両極化現象が起きている。
17日、韓国信用評価、韓国企業評価、ナイス信用評価の国内格付け3社によると、今年上半期、格付けが「BB+」以下(投機等級)の企業82社の中で格下げされた企業が10社、不渡りを出した企業が6社と集計された。3社の投機等級分析対象の82社(重複を含めて)の中で5社に1社が格下げとなったか不渡り処理されたわけだ。
反面、投機等級企業の中で格付けが上方修正されたのは1社に過ぎなかった。今年上半期、格上げとなった企業45社の中で「BBB−」以上(投資適格等級)の企業が44社で殆どを占め、BB+以下は1社にとどまった。
債券不渡り率も投資等級と投機等級企業間の格差が大きかった。金融投資協会によると、昨年投資等級企業の年間不渡り率は0.45%に過ぎなかったが、投機等級は5.62%に達した。最上位等級の不渡り率は0%だったが、最下位のB等級以下は8.16%に達するほどだった。
資金調達市場でも中小企業が困難を強いられるのは一緒だった。今年初めから今月13日まで投資等級企業の社債発行額は48兆6782億ウォンに達したが、投機等級企業の社債発行額は7402億ウォンに過ぎなかった。特に「A−」以上等級の企業は46兆ウォン以上を社債で調達したが、「CCC」等級以下の企業の社債発行は皆無だった。
ある信用評価会社の関係者は、「今年上半期の格上げは大企業に限られ、中小企業群は下落する傾向が強かった」とし、「実績両極化と共に景気回復の遅延による財政悪化企業の流動性危険が増加したため」と分析した。一方、企業だけでなく、個人の信用等級も1等級と10等級の比重がどちらも増えて両極化が深まっている。
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