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現代デパートグループ、プレミアム・アウトレット事業に本格参入

現代デパートグループ、プレミアム・アウトレット事業に本格参入

Posted June. 07, 2012 04:36,   

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現代(ヒョンデ)デパートグループがプレミアム・アウトレット事業に本格的に参入する。このため、既に市場を先取りしている新世界(シンセゲ)チェルシーとロッテデパートとの激しい三つ巴の争いが予想される。

現代デパートグループは6日、京畿道金浦市高村邑(キョンギド・キムポシ・コチョンウプ)の漢江(ハンガン)アラベッキル金浦ターミナルのアウトレット用地を5日に入札し、14年「現代プレミアムアウトレット」(仮称)を開店する予定だと発表した。これに先立って、現代デパートは今年4月、仁川(インチョン)松島(ソンド)国際都市に高級アウトレットを開く計画を発表した。

約5万2375平方メートル(約1万6000坪規模)の用地に建てられるプレミアムアウトレットは、来年下半期(1〜6月)中に着工する。現代デパートは年間1500万人以上の顧客が訪問することを期待している。

このアウトレットの最大の競争力はソウルからの接近性にある。ソウル市役所から直線距離で17キロ程度だ。新世界チェルシーの驪州(ヨジュ)プレミアムアウトレット(67キロ)や坡州(パジュ)プレミアムアウトレット(34キロ)、ロッテデパートの坡州プレミアムアウトレット(30キロ)に比べれば、約半分から4分の1程度に過ぎない距離だ。

漢江とアラベッキルマリーナヨット場に隣接しているため、周辺の景観に優れ、オリンピック大路、ソウル外郭循環高速道路、仁川(インチョン)空港高速道路など、主要道路との接近性が良いこともメリットとして挙げられる。現代デパート側は、家族連れや外国人観光客の需要をつかむため、エンターテインメント施設まで設けたショッピング・レジャー・マルチスペースを開発する予定だと話した。

現代デパート側はアウトレット事業に本格的に進出する理由として事業の多角化を挙げた。また、現在松島テクノパーク、仁川経済自由区域庁と投資誘致覚書(MOU)の締結段階の松島国際都市内のプレミアムアウトレット設立計画も予定通りに進め、首都圏や主要広域市にさらに3〜4ヵ所のアウトレットを拡大していく予定だ。

最近、デパート業界は先を争ってプレミアムアウトレット事業に熱を上げている。最近5%未満の低調な伸び率を記録しているデパートとは違い、プレミアムアウトレットは二桁以上の伸び率を維持しているためだ。ロッテプレミアムアウトレット金海(キムヘ)店の今年1〜5月の売り上げは、昨年同期間に比べて11.2%増えて、坡州店も当初の目標を20%以上上回る超過達成をした。

韓国内でプレミアムアウトレット事業に最も先に参入した新世界チェルシーは、13年下半期(7〜12月)、釜山(プサン)に新規アウトレットを開店し、14年には驪州プレミアムアウトレットを約2倍に拡張して、アジア最大のアウトレットに造成する計画だと発表した。ロッテデパートもプレミアムアウトレット金海店の営業面積を13年上半期までに今の2倍に広げる予定だ。

不況や異常気温などで在庫管理に困っている主要デパート業界は、プレミアムアウトレットが在庫調節の面でも大きな役割を果たすものと期待している。業界のある関係者は、「デパートや大型マートなど、従来の流通形態が飽和状態に達した上、有名ブランド品を安価で買いたいと思う消費者の心理が相まって、プレミアムアウトレット事業はこれからも成長傾向が続くだろう」と話した。



bright@donga.com