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[社説]少女時代と医療韓流、可能性を射つ

[社説]少女時代と医療韓流、可能性を射つ

Posted February. 02, 2012 08:29,   

한국어

ガールズグループの少女時代が一昨日と昨日、米3大地上波放送局の人気番組の「デイビッド・レターマンショー」(CBS)、「ライブ!ウィズ・ケリー」(ABC)、「NBCネクスト」(NBC)に相次いで出演する珍記録を立てた。同時間帯視聴率1位の「ライブ!ウィズ・ケリー」の司会役が「我がトークショーに少女時代が出演するという話に世界中のツイートが届いている」と伝えるほど、熱い反応を得た。アジア文化圏とは感覚が違う米国にまで広がった韓流ブームを実感させてくれる。

昨年、フランス・パリで行われたKポップ公演の際は、欧州の各地から駆けつけた観客が韓国語の歌詞を歌いながら、Kポップスターの一挙手一投足に泣き笑いした。米国のファンは米国でもKポップ公演をすることを要求している。昨年末の日本ゴールデンディスク授賞式では、ガールズグループのカラが5冠、少女時代が3冠に輝くなど、韓国歌手が13の賞を総なめした。主催者側は、Kポップの熱気で日本歌手の受賞者が減ることを懸念し「アジアンアーティスト」部門を新設した。

韓国といえば、戦争や過激なデモを思い浮かべた世界の人々が韓流を通じ、韓国と韓国製品を見直している。韓流スターは昔から歌と舞踊を楽しむ民族的DNAと秀麗な外貌を生まれ持った上、体系的なトレーニングで優れた歌唱力とダンスを身につけるようになった。世界各国のファンは、Kポップスターの公演の様子を動画専門サイトのユーチューブで簡単に接することができる。昨年、ユーチューブでKポップ動画が照会された回数は、世界235ヵ国で23億回に達した。IT(情報通信技術)先進国の歌手らしく、世界の若者の感覚と流行を創造的に受け入れ「CT(文化技術)コリア」の尖兵の役割を果たしている。「ドラマ韓流」が日本など一部地域で勢いが弱まる様子を見せもしたが、Kポップの世界化は花を咲かせ始めたばかりだ。ドラマ韓流も一段階進化するための努力が求められる。

「医療韓流」も注目に値する。外国人が昨年韓国で使った医療費用が1億ドルを越え、医療観光収支が初めて黒字を出した。医療観光の初期は美容整形手術やスキンケアに止まったが、ガン、脳血管、心臓疾患などへ対象分野が拡大している。医療韓流が跳躍するためには、民間資本の医療市場進出を防ぐ規制を緩和し、言葉の壁の解消にも更なる努力を傾けるべきだ。少女時代と医療韓流が未開拓分野でコリアンの新しい可能性を見せたように、他の分野でも世界に向けた挑戦に拍車をかけなければならない。