——世界に中国脅威論が広がっている。
「中国脅威論は3つの理由による。世界は中国について理解が深くない。また、中国が強大になれば、共産党が政権を取った過去のソ連のように、覇権を追求すると考えている。さらに、歴史上前例のない13億の人口の発展は、他の人を不安にさせる。中国脅威論は、これからも存在するだろう。しかし、忍耐強く、中国の発展が中国だけでなく、世界に有利になるということを示す」
——韓国にも中国脅威論が広がっている。
「92年、中韓国交正常化の時、外交部報道官だった。当時は、中韓関係の発展がこれほどまでに速いとは誰も予想しなかった。これは、互いに有利だったからだ。『事実は雄弁にまさる』という言葉がある。中国脅威論は静まるだろう」
——環球時報など中国メディアの韓国関連報道に偏見があるようだ。
「環球時報が、中国政府の立場を代弁していると見ることはできない。中国で韓国に対して批判はあるが、一部であり、中国が韓国を重視しないという意味では絶対ない。中国人も、韓国の報道に気分を害することもある。隣人のように、中韓間にも言い争いはあるものであり、これは一時的なことだ」
——昨年の哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件と延坪島(ヨンピョンド)砲撃は北朝鮮の犯行だ。中国はこのような考えに同意しない。
「天安艦事件から現在まで(誰がやったという)確実な証拠があるか。証拠が確実なら、中国ははっきりと反対しただろう。延坪島事件の時、中国政府ははっきりと韓国住民の人命被害に遺憾を表明した。
——北朝鮮に対して遺憾を表明したのか。
「違う。あのような行動に対して遺憾を表明したのだ。北朝鮮も人が死んだと中国に伝えてきた」
——韓国は、事前警告もなく先に砲撃を受け、韓国人が先に死んだ。また、韓国側の死者には民間人もいる。
「中国人の立場では、韓国と北朝鮮は韓民族であり兄弟だ。大砲で韓国人を死なせ、韓国も大砲で彼らを殺した。韓国人は中国がはっきりと北朝鮮を非難することを望むが、北朝鮮も人が死んだと言っている」
——中国の外務省高官が、韓国政府高官に「韓国主導の統一が望ましい」と言ったと、約1ヵ月前にウィキリークスが報道した。また、駐韓中国大使が、北朝鮮のデノミネーションは失敗だったと批判したという。
「外交官の公の発言と私的な発言は異なる。私的な発言が、中国政府の立場を代弁するわけではない」
(それでは「韓国主導の統一」についてはどう考えるか)
「南北が話し合う問題だ」
——世界は、中国が北朝鮮に変化を起こすことを望んでいる。
「韓国を含む国際社会は、中国に対して北朝鮮の変化に十分な役割を果たせと言う。十分な役割が何を指すのか分からない。米国の友人は、中国が北朝鮮に与える援助で、北朝鮮にあれこれ注文するよう率直に言っていた。しかし、中国の援助の大半は、人道主義的なものだ。援助を止めれば、住民が死ぬ」
——韓国は、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の10年間、そのような観点で北朝鮮に接近した。しかし、北朝鮮は変化がなかった。
「韓半島問題の解決には、対話と戦いの2種類の方法しかない。戦いは途方もない苦難を与える。正直に言って、韓国と北朝鮮が戦っても、中国は参加しないだろう」
——北朝鮮は、延坪島事件やウラン濃縮施設公開で、韓半島の安定と非核化という中国の韓半島政策の2大原則を無視した。にもかかわらず、中国は何の反応もせず、「戦いはいけない」とだけ言う。
「中国は、しっかりとこの原則の下で動くだろう」
(濃縮施設を公開している)
「北朝鮮は、平和的な利用のためだと言っている」
(では、中国はこれを受け入れるということか)
「当然、国連が核査察を実施し、どのようなものか見なければならない」
mungchii@donga.com






