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[社説]中ロの北朝鮮庇護が、西海の緊張を高めた

[社説]中ロの北朝鮮庇護が、西海の緊張を高めた

Posted December. 20, 2010 02:59,   

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北朝鮮の延坪(ヨンピョン)島射撃で触発された韓半島の危機状況に中国とロシアの変数が加わり、状況がますます複雑になっている。このような時に必要なのは、北朝鮮の挑発責任を明確にし、危機を高める要因を除去する共同の努力だ。

北朝鮮の延坪島砲撃とそれに続く武力威嚇は、西海(ソヘ・黄海)の北方限界線(NLL)を認めないという主張から始まった。民間人まで無差別に攻撃した反人倫犯罪の背後には、韓国戦争後、半世紀以上維持されてきた西海の海上限界線を南下させようとする金正日(キム・ジョンイル)集団の侵略野心がある。政府は、北朝鮮のNLLに対する揺さぶりは、決して容認されないという覚悟をしなければならない。

NLLは、歴史的にも現実的にも韓国領海の限界線だ。NLLは、1953年8月30日、国連軍司令官によって確定した。国連軍は、韓半島周辺の海と島を100%掌握していたが、概略的な南北の中間位置にNLLを設け、韓国軍と国連軍の北上限界線とした。国連軍が譲歩したものであり、北朝鮮も当時は何の反対もしなかった。北朝鮮はその後、南北関係でも数回、NLLを認めた。北朝鮮は83年9月と10月、水害救護物資を送り、NLLで北朝鮮船舶の護送権を韓国側に引き渡した。92年9月17日に締結された南北不可侵合意書付属合意書10条に、「海上不可侵区域はこれまで双方が管轄してきた区域とする」明示されているのも、北朝鮮のNLL認定事例だ。北朝鮮は、金大中(キム・デジュン)政府の太陽政策を機会と見なし、本格的なNLL無力化に乗り出した。北朝鮮は、1次延坪海戦3ヵ月後の99年9月、「西海海上軍事限界線」を一方的に宣言し、02年6月の2次延坪海戦を起こした。金正日総書記は07年10月、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領を平壌(ピョンヤン)に呼び、西海を平和水域にするために共同漁労水域を指定することで合意したが、延坪島挑発により「偽装平和攻勢」であることが明らかになった。

北朝鮮の挑発とごり押しを庇護し支持してきた国が、中国とロシアだ。中国は3月、北朝鮮の哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没挑発の時も、国連安全保障理事会で北朝鮮の肩を持った。安保理は、中国の反対に行き詰まり、北朝鮮を敵視できず、「攻撃者のいない攻撃」を嘆く不十分な議長声明を採択した。北朝鮮が濃縮ウラン施設を公開し、核開発中止を求める安保理に真っ向から挑戦したが、中国とロシアは何の行動にも出なかった。ロシアは、異例にも北朝鮮の延坪島挑発を非難したが、中国は一言も苦言を呈しはしなかった。

中国とロシアが、北朝鮮を肩を持つ惰性に浸り、韓国軍の射撃訓練に反発する北朝鮮に同調するのは、重大な失策だ。両国は、韓国の領海で韓国軍が行う訓練に他国が介入すれば、主権侵害になることを分かっているだろう。韓国軍は、延坪島近隣の海域で、ほぼ毎月、射撃訓練をしてきたし、今回の訓練も防衛のための通常の対応レベルを越えていない。北朝鮮—中国—ロシアも同様に、軍事訓練を実施している。中国は今年の夏、大規模な海上実弾射撃訓練や陸空合同訓練を行うなど、軍事的動きを見せた。中国とロシアは、韓国が自国軍の訓練中止を求めれば、どんな気持ちになるかを考えてみることだ。

中国とロシアは、声明を発表し、韓国大使を呼んで通知する方式で、外交的圧力をかけた。それなら、北朝鮮には果たしてどのような方式で何を要求したのか。中国とロシアは、北朝鮮の延坪島砲撃が、韓半島状況を悪化させたという明白な事実を覆い隠そうとしている。