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安保理、緊張高まる韓半島情勢で緊急会合

安保理、緊張高まる韓半島情勢で緊急会合

Posted December. 20, 2010 02:59,   

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国連安全保障理事会が19日(現地時間)、緊迫している韓半島情勢について協議するための緊急会合を開く。今回の会合は、韓国の延坪(ヨンピョン)島射撃訓練を憂慮するロシアが要請による。

国連関係者は18日、「韓国軍の延坪島射撃訓練計画に対して、北朝鮮が『2次、3次の自衛的打撃』で対抗すると明らかにするなど、韓半島緊張が高まっている状況について安保理で協議する」と述べた。しかし、同関係者は、「今回の会合で、延坪島射撃訓練の問題だけが話し合われるわけではなく、北朝鮮の延坪島砲撃など、緊迫する韓半島情勢に関する全般的な問題や緊張緩和策が話し合われる」と強調した。

当初、ロシアは、18日午後に会合を招集することを求めたが、一部の安保理加盟国が、本国との協議が必要だとしたため、日程が多少ずれた。

会合を控え、18日、安保理非加盟国の韓国は、米国、英国、フランス、日本などと多角的な意見交換を通じて、緊密な協力を展開し、北朝鮮も、中国やロシアと事前接触をしている。

米国を含む西側諸国は、北朝鮮の延坪島攻撃やウラン濃縮などが韓半島の緊張を高めているという意見を述べる予定だ。いっぽう、中国は、北朝鮮庇護の次元で、韓国軍の射撃訓練が韓半島の緊張を高めると主張するとみられ、今回の会合で具体的な結論が出されるかは不透明だ。

ロシアのチュルキン国連大使は同日、国連本部で記者団に対し、「韓半島で、発生の可能性がある緊張の高まりを深刻に憂慮しており、この状況は、ロシアの国家的安保利害に直接的な影響を及ぼすだろう」とし、会合招集を要請し背景を明らかにした。チュルキン大使は、安保理の議論と関連して、「南北両国に自制を求めるメッセージが伝えられなければならない」と付け加えた。

韓国国連代表部関係者は、「米国側は19日の会合で、北朝鮮の延坪島砲撃に対して、安保理が強く糾弾する措置をする必要があると主張するものとみられる」と説明した。



higgledy@donga.com