11日の韓米首脳会議で、妥結宣言が出ると期待されていた韓米自由貿易協定(FTA)の追加焦点を巡る議論が、一寸先も分からないほど、厳しい状況に一転した。10日に開かれた両国通商長官会議で、双方は「交渉決裂」宣言の寸前まで行くなど対立が続き、今回の交渉は妥結を保障できないほど流動的な状況に変わった。
10日午前11時から3日目に開かれた通商長官会議で、金宗壎(キム・ジョンフン)通商交渉本部長とロン・カーク米通商代表部(USR)代表の双方は、合意内容の反映の形や自動車貿易不均衡の解消に向けた具体策など、残りの焦点を中心に集中的な調整に乗り出したが、最終合意には至らなかったという。
特に、米国が交渉最後に、同日の会議で韓国側の懸念どおり、牛肉の輸入拡大カードという切り札を出したのに対し、韓国政府は「それならこれ以上、交渉を進めるわけにはいかない」と強気の態度を示し、空気は急激に冷え込んだ。
さらに一歩進み、我が政府は、これ以上、「協定文の修正はできない」という方針を貫くことが難しいと判断し、従来の守りの姿勢から脱し、米国側の要求に対し、「反対給付」を求め、交渉規模自体がさらに大きくなり、妥結はその分だけさらに難しくなった。
韓国政府は、韓米FTAの原案で我々により有利に妥結された自動車分野について、大幅な「修正」が避けられないなら、韓国側に不利に妥結された医薬品や農業分野で、米側の譲歩を引き出す方向に、方針を変えた。
これを受け、韓米FTAは、追加焦点を巡る議論が、初期に進められた自動車分野に限られた「狭い意味」の交渉内で、片方が前向きに譲歩しない限り、11日の韓米首脳会議で妥結宣言を出すことは難しくなった。
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