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公務員人事、特別監査へ 外交長官の娘採用問題契機に監査院

公務員人事、特別監査へ 外交長官の娘採用問題契機に監査院

Posted September. 07, 2010 03:20,   

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柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官の娘の特別採用で浮き彫りになった公務員任用過程全般の問題点に対して、監査院が特別監査に着手する。

金滉植(キム・ファンシク)監査院長は6日、就任2周年の記者懇談会で「公務員人事の全般にわたって特別点検を実施する」とし、「今週から資料収集などの準備を進め、監査に着手する計画だ」と明らかにした。

監査院の高官は、「公職人事運営分野に限定した監査に取り組むのは初めて」とし、「今回の監査は通常のものではなく、特定監査と見て良いだろう」と話した。

金院長は、「特別採用制度が本来の目的通り、きちんと公正に運営されているかどうかが焦点になりそうだ」とし、「とくに地方選挙後、自治体首長たちが無理に側近たちを配置しようとして特別採用制度を利用してはいないか疑問が持たれているため、その辺についても注目している」と話した。

ただ「今年下半期に公職人事不正点検を予定していたところへ柳長官関連問題が起きたので、これまで樹立していた計画に沿って監査を実施することになるだろう」と述べ、拡大解釈には警戒感を示した。

李明博(イ・ミョンバク)大統領が前日の長官・次官ワークショップで、「公正な社会」実現への意志を明確にしたうえで「既得権者たちには大変都合が悪く苦しいことになるかもしれない」と述べたことについても、金院長は「原則論として理解している。特別な綱紀粛正の政局を語ったものではないと思う」と話した。

監査院は当初、自治体を中心に人事問題に対する点検を実施する計画を立てていたが、柳長官問題を契機に中央省庁を含めた公職社会全般に範囲を拡大したという。監査院側は、「普通、予備調査に10日ほどかかって調査結果の分析に時間がかかることを考えると、本格的な監査は秋夕(チュソク=旧暦8月15日)連休明けから始まるだろう」と説明した。



will71@donga.com