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朴智星と朴主永、空港でマスコミ回避

Posted September. 02, 2010 07:42,   

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#1.7日行われるイランとの強化試合のため、先月30日に帰国したサッカー韓国代表の主将、朴智星(パク・チソン=マンチェスター・ユナイテッド)は、記者団が待っている入国ゲートではなく、他の出口から去って行った。一部の記者には、「今日、インタビューはありません」と、代理人から携帯メールが届いたが、ほとんどの記者は困惑し、引き返すしかなかった。

#2.先月31日、入国した朴主永(パク・ジュヨン=ASモナコ)も同様だった。イタリアで行われた新体操ワールドカップを終え、同飛行機に乗っていたソン・ヨンジェ(世宗高)から「朴主永選手はさっき他の所から出た」と言われ、記者らは残念がっていた。

マスコミは、選手とファンの間の架け橋のような役割をする。仁川(インチョン)空港にファンが皆行けず、約6万席規模のソウルワールドカップ競技場にファンの皆が駆けつけることはできないが、朴智星と朴主永の活躍ぶりや彼らの言葉を国民が知っている理由は、マスコミがあるからだ。ファンは試合が見られなくても、新聞やテレビなどで、彼らの一挙手一投足を詳しく知っている。

マスコミの関心は、ファンの関心と同じだ。国内のファンが、イングランドとフランスでプレーしている両スターの試合を現場で見ることはできないが、どのような活躍をしているか、よく知っているのもマスコミのおかげだ。

ファンは、イラン戦のために帰国する主将、朴智星の意欲を聞きたかった。朴主永にも、イングランド・チェルシーへの移籍が霧散した背景や、イラン戦への意欲などを聞きたかった。しかし、大韓民国を代表する両スターの意図的な「マスコミ回避」のため、一言も聞くことができなかった。大いに期待していたファンは無視されたわけだ。ワールドカップ南アフリカ大会の時も、朴主永と朴智星は、マスコミとのインタビューを一番嫌った選手だった。

サッカーが発展するためには、ファンが多くなければならない。それでこそ、市場が大きくなる。サッカーファンを多くするには、マスコミにサッカー情報が溢れなければならない。それでこそ、素晴らしい活躍をする朴主永と朴智星を一目見ようと、より多くのファンが競技場を訪れる。このような点で、朴主永と朴智星がこれまで「ファンとサッカーの発展のために頑張る」と言った意欲は嘘になったわけだ。

空港でマスコミとインタビューをし、歓呼するファンに丁寧にサインまでする李青龍(イ・チョンヨン=ボルトン)や奇誠庸(キ・ソンヨン=セルティック)ら代表チームの後輩らに先輩は学ぶことが多い。



yjongk@donga.com