31年も眠っていた陸上男子100メートルの韓国記録が破れた。
キム・グクヨン(19=安養市庁)が7日、大邱(テグ)スタジアムで開催された第64回全国陸上競技選手権の男子100メートル走予選で10秒31でゴールインし、これまでソ・マルグ(55=元陸上代表監督)が保持していた韓国記録(10秒34)を0.03秒短縮した。キムは、準決勝では10秒23でゴールを通過し、自己記録を再び0.08秒短縮させ、10秒2台につける快挙を達成した。
男子100メートルの記録更新は、韓国陸上の長年の悲願だった。1979年にソ・マルグ氏が東亜(トンア)大学在学中にメキシコシティで開催されて夏季ユニバーシアードで10秒34をマークして以来、これを超える選手が現れなかった。張在根(チャン・ジェグン)大韓陸上競技連盟トラック技術委員長が1985年に10秒35で切り記録更新に迫ったが、その後はむしろ後退した。
韓国スプリントの有望株たちは、この日記録を次々と塗り替えた。イム・ヒナム(26=光州広域市庁)は100メートル決勝で10秒34でゴールインし優勝した。10秒37のヨ・ホスア(23=仁川市庁)がそれに続き、キム・グクヨンは10秒43で3位となった。イム・ヒナムは準決勝で10秒33を切り、二度も「10秒34」の壁を破った。
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