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アルゼンチン想定した最終調整、中盤圧迫で解決策探る

アルゼンチン想定した最終調整、中盤圧迫で解決策探る

Posted June. 03, 2010 08:14,   

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「10ゴールを許しても良い。世界最強との対戦自体が良い経験になる」(許丁茂監督)

南米の技術と欧州のパワーが合体された「地球防衛隊」、主力たちの年俸だけでも6000億ウォンを軽く超える超豪華軍団、そして「無敵艦隊」。スペイン代表に付けられる修飾語だ。韓国(世界47位)がオーストリアのインスブルク・ティボリノイスタジアムでスペイン(2位)とW杯南ア大会を控えて、最後の強化試合(4日午前1時)を行う。

許丁茂(ホ・ジョンム)監督は、朴主永(パク・ジュヨン=モナコ)を最前線のストライカーに立てて、朴智星(パク・チソン=マンチェスター・ユナイテッド)を攻撃的MFで稼動する4−2−3−1布陣をテストする計画だ。しかし、朴智星が太ももに痛みを訴えて出場が不透明になり、戦略の修正が避けられなくなった。このため、朴智星のポジションにはキム・ジェソン(浦項)が代わり立つと見られる。

●仮想のアルゼンチン

スペインは欧州に属していながらも、中盤での精彩に富んだパスや攻撃スピードなどが目立つ「欧州のブラジル」だ。したがって、今回のW杯は、組別リーグの第2戦相手であるアルゼンチンに備えたも模擬テストになる見通しだ。

スペインの最大の武器はシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ(以上バルセロナ)、ダビッド・シルバ(バレンシア)、シャビ・アロンソ(レアル・マドリード)らが布陣しているMFライン。

パク・ムンソンSBS解説委員は、「彼らは高いボール占有率とマジックのようなボールキープ能力、ワンテンポ速いパスで試合を支配する。その面でアルゼンチンに似ている」と評価した。

攻撃スタイルも似ている。スペインは長身選手、高いクロスなどに頼るプレーよりは、ダビッド・ビジャ(バルセロナ)、フェルナンド・トーレス(リバプール)など個人技に優れ、俊足のFWたちが中心になる。アルゼンチンもやはり、リオネル・メッシ(バルセロナ)、カルロス・テベス(マンチェスター・シティ)、ゴンサロ・イグアイン(マドリード)など爆発的なスピードと華やかな個人技が強みのFWたちが中心となる。

●中盤の戦いがカギに

韓国は守備を固めながら中盤を厚くする戦略で立ち向かう。許監督も、「中盤を許したらスペインの流れになってしまう。とりあえずは中盤を厚くしてプレスをかけて、中盤の戦いで押されてはならない」と話した。

イ・ヨンスKBS解説委員は、「スペイン戦は特に守備とMF陣にとっては大事な試験舞台となる。抜群の個人技の相手を空間を許さない守備の連携プレーや組織的なプレーがどれだけ通用するかも注目されている」と強調した。

攻撃では朴主永のパートナ選びも続くと見られる。守備陣営で一度のパスで瞬間的にカウンターを狙う戦術がどれだけ効果を出すことができるかにも見所だ。



niceshin@donga.com