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不法融資や経営指標操作の貯蓄銀行、金融監督員が大量制裁

不法融資や経営指標操作の貯蓄銀行、金融監督員が大量制裁

Posted May. 10, 2010 08:03,   

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貯蓄銀行が大株主や役職員に不法融資を提供したり、経営指標を不当に操作したことが摘発され、大量制裁措置を受けた。9日の金融監督院(金監院)によると、釜山(プサン)のファスン貯蓄銀行は、昨年2回にわたって、資産の健全性を示す国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率を操作し制裁を受けた。

同銀行は、昨年6月末、不良化の憂慮の高い取引先への融資額317億ウォンの健全性を、実際より高いものに分類し、純利益を117億5000万ウォン多く計算する方法で、BIS比率を6.36%から10.35%に引き上げた。ファスン貯蓄銀行は、昨年9月末にも386億ウォンの不良融資の健全性を高く見せかけ、BIS比率を5.3%から9.59%に操作している。金監院は、同銀行の役員1人に「問責警告」を、他の役員2人に「注意的警告」を行った。

全羅北道(チョンラブクド)のハンイル貯蓄銀行は、2008年、不良債権を健全なものに見せかけ、BIS比率を操作したことで、制裁措置を受けた。特にこの銀行は、借り手に貸し付けることのできる融資額の上限(信用供与限度)に違反するなど、不良融資で155億8000万ウォンの損失を出した上、役職員に対して不法な融資を提供し、役員2人が「解任勧告」、他の役員1人は「職務停止」の制裁措置を受けた。

金監院は、今年に入って10余りの貯蓄銀行を対象に総合検査を実施しており、摘発された法規違反事項に対しては、追加制裁を行う予定だ。特に今年からは、資産規模2兆ウォンを超える10の貯蓄銀行を毎年検査する計画であるため、年末まで総合検査を受ける貯蓄銀行は約50社に上ると見られる。



weappon@donga.com