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北朝鮮、金総書記誕生日ムードでデノミ失敗ぼかす

北朝鮮、金総書記誕生日ムードでデノミ失敗ぼかす

Posted February. 13, 2010 09:25,   

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北朝鮮当局が、デノミネーション(通貨呼称単位の変更)と外貨統制などの副作用で、民心が悪化した状況でも、金正日(キム・ジョンイル)総書記の68才の誕生日(16日)を記念する各種行事を相次いで行なっている。今年は、「整周年」(記念日など、5年単位で区切った年)ではないが、民族固有の名節である正月(14日)を2日後に迎えることで、ムードが高まっているようだ。

朝鮮中央通信は11日、党・政・軍の幹部らが、白頭山(ペクトゥサン)の野営地(北朝鮮当局が金総書記の出生地と広報する場所)で決起大会を行なったと報じた。同日の行事には、崔泰福(チェ・テボク)労働党秘書兼最高人民会議議長、金正覚(キム・ジョンガク)軍総政治局第1副局長(国防委員)、金基南(キム・ギナム)党秘書、金鎰迵(キム・イルチョル)人民武力部第1副部長や党・軍・労働団体・省などの中央機関の幹部が出席し、記念の祝砲が発射されたと同通信は伝えた。

同通信によると、崔秘書は、「朝鮮の軍隊と人民は代々、首領の恩恵、将軍の恩恵を受けてきた」と述べ、「経済強国の建設」で成果を上げることを促した。金正覚副局長は、軍人たちに「『革命の首脳部(金総書記を指す)』を決死擁護せん」と述べ、金日成(キム・イルソン)社会主義青年同盟の李ヨンチョル第1秘書は、「(青年が)社会主義建設で困難で苦しいことに先頭に立とう」と呼びかけた。

メディアは10日と11日、平壌(ピョンヤン)市では、青年学生、職場同盟員(労組員)、農民、女性同盟員(女性団体会員)など、労働党の外郭機関の慶祝会が相次いで開かれ、金総書記が作ったという童詩「ウリ教室」の名前を取った文学賞授与式もあったと伝えた。11日には、大同江(テドンガン)外交団会館で平壌市内の華僑の歌の会があったと、朝鮮中央通信が報じた。



kyle@donga.com