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韓国銀行「来年成長率は4.6%」

Posted December. 12, 2009 09:31,   

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中央銀行の韓国銀行(韓銀)は11日、来年の経済成長率が世界的な金融危機以前の4.6%を回復するだろうとの見通しを示した。来年の就業者数は、今年より約17万人が増えると予想した。

同日、韓銀がまとめた「10年度の経済展望」によると、今年の経済成長率は0.2%で1998年(マイナス6.9%)以降11年ぶりに最も低い数値に落ち込んだが、来年は4.6%に大幅に上昇すると予測した。05年度に4.0%だった成長率は、06年と07年は5%台に伸びたが、金融危機が発生した昨年は2.2%に低下。今年は横ばいで推移している。

韓銀は、来年、民間分野の消費が増えて企業の生産活動が活発化すれば、成長率が上向くと分析した。民間消費の伸び率は、消費心理の回復と共に徐々に高くなる傾向を示し、来年の1年間の伸び率が3.6%と、今年の0.3%を大きく上回るだろうと韓銀は説明した。企業の設備投資は今年、マイナス9.6%と大きく後退したが、来年は11.4%の伸び率を示しはっきりと回復基調に乗ると見込んだ。

韓銀の李サンウ調査局長は、「4%半ばぐらいの来年の成長率の見通しは、経済協力開発機構(OECD)加盟30ヵ国の中で最も高い水準だ」とし、「これに先立って政府が示した見通しの5%よりはやや低いが、予測誤差を勘案すればそれほど違いはない」と話した。

また、今年3.7%に達した失業率については、来年に約3.5%に抑えられると予測した。来年、就業者数の増加幅の17万人は、今年(マイナス7万名)に比べて大きく改善したものだが、30万人に近かった06年と07年には大きく及ばない数値だ。このため、学校を卒業して後、社会に進出する青年と再就業を準備する求職者は、来年も厳しい就業難に悩まされる可能性が高い。

韓銀はまた、来年の経常収支の黒字が170億ドルと、今年の430億ドルより大幅に減るという見通しを示した。



legman@donga.com