ソウル大学が10学年度の入試で、入学査定官制によって選抜された予備新入生らを対象に、入学前に、最大4週間のオーダーメイド型合宿教育を行うことを決めた。これはさまざまな基準を基に選抜する入学査定官制が拡大され、新入生らの学力偏差が大きく、一部の学生は授業を理解するのに困難を覚えることを補完するための措置である。KAISTは今年8月に選抜した来年度の新入生を対象に、サイバー口座を受講すれば単位として認める「ブリッジ・プログラム」を開始するなど、新入生の適応力を高めるための試みはあったものの、1ヵ月間も合宿教育を行うのは、ソウル大学が初めで。
ソウル大学・基礎教育院は1日、「機会均衡選抜などの入学査定官制によって選抜された331人を含め、広い意味での入学査定官制によって選ばれた10学年度の随時募集の新入生600人余りを対象に、来年1月初頭から最大4週間、一クラス当たり最大20人ずつ、寮での生活を行う入学前教育を行う計画だ」と明らかにした。入学査定官制の選考によって選ばれた新入生は、学問的関心や背景などが多様であり、学力偏差が大きく、個人別の特性に合わせ、入学前に教育を行う必要があるという指摘が、ソウル大学内部から出た。金ジヒョン基礎教育院研究教授は、「学力向上に向け、英語や数学を教えるのではなく、英語で考えて表現すること、数学的な考え方や知識習得など、基礎学問への興味を誘発するよう指導する計画だ」と語った。
同プログラムは、△統合的な知性プログラム(1週)、△創意的な考え方や文章作成(1週)、△数学強化プログラム(3週)、△英語強化プログラム(2週)の4つである。
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