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黃禹錫被告、横領と卵子売買で有罪…詐欺容疑は無罪

黃禹錫被告、横領と卵子売買で有罪…詐欺容疑は無罪

Posted October. 27, 2009 08:27,   

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ES細胞論文の捏造で波紋を呼んだ元ソウル大学教授の黄禹錫(ファン・ウソク)被告が、起訴されてから3年5ヵ月後、1審で懲役2年、執行猶予3年を言い渡された。ソウル中央地裁刑事合議26部(ペ・ギヨル部長判事)は26日、政府研究費など8億3500万ウォンを横領した罪(業務上横領)と実験に使われる卵子売買の罪(生命倫理と安全に関する法律違反)について有罪を認め、このように判決した。しかし、裁判部は、黄被告が論文捏造に一部関わったものの、企業などから後援金を受け取るために捏造してはいないとし、詐欺容疑について無罪とした。

裁判部は、「黄被告が、他人名義の口座や偽造税金計算書などを利用して横領した金額が少なくなく、まだ返却していない」とし、「科学的な研究とは言え、妊婦にカネを渡して卵子を採取した行為は、生命倫理法に違反する」と述べた。黄被告が論文捏造に関わったかどうかについては、「テラトーマの虚偽写真を掲載するなど、04年と05年の論文の8ヵ所で捏造に関わった」とし、「黄被告がES細胞の培養に成功したと確信後、『世界初』を先導しなければならないというプレッシャーのため、データを予め予想し、論文を発表した点も認められる」と説明した。

ES細胞の「すり替え」で、実験データを捏造した元ミズメディ病院研究員のキム・ソンジョン被告に対しては、業務妨害が認められ、懲役2年、執行猶予3年が言い渡された。

研究費横領などの疑いで起訴されたソウル大学教授の李柄千(イ・ビョンチョン)被告、元ソウル大学教授の姜成根(カン・ソングン)被告、漢陽(ハンヤン)大学教授の尹賢洙(ユン・ヒョンス)被告には700万〜3000万ウォンの罰金が言い渡され、黄被告に卵子を提供したハンナ産婦人科院長の張相錝(チャン・サンシク)被告には猶予判決が言い渡された。検察は、一部無罪が言い渡された容疑に対し、控訴する考えを示した。



bell@donga.com