Go to contents

金剛山観光再開、玄会長と金総書記の会談に期待感

金剛山観光再開、玄会長と金総書記の会談に期待感

Posted August. 13, 2009 08:29,   

한국어

玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代(ヒョンデ)グループ会長の平壌滞在期間が1日延びたことについて、現代グループと現代峨山(アサン)の関係者らはその背景を分析する一方で、ひととおり肯定的なシグナルとして受け止めている。玄会長が金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮総書記を面会するため、平壌入りしたことがわかっている状況で、滞在期間の延長は会談の可能性が高くなったものと解釈できるからだ。

北朝鮮の朝鮮中央通信が12日午前、金総書記が咸鏡南道(ハムギョンナムド)の金正淑(キムジョンスク)海軍大学を視察したというニュースも前向きに受け止められている。金総書記と玄会長の面談が11日に行われなかった理由が、双方の「意見の食い違い」のためではないということを確認してくれたのではないかというのが現代側の見方だ。現代峨山の協力会社など、対北朝鮮事業を行っているほかの企業も概ね期待感を示した。

●「会長」を迎える準備で慌しい現代峨山

趙建植(チョ・ゴンシク)現代峨山社長は、11日に続き、12日にも開城(ゲソン)を訪問しようとした計画をキャンセルした。現代峨山側は、「趙社長が13日、開城の南北出入事務所で玄会長一行を出迎える予定だ」と発表した。11日午後遅くまで事務室に残っていた現代峨山の社員らは同日も北朝鮮関連ニュースに耳を傾けながら、夜勤に励んだ。現代峨山の関係者は、「過去の経験から言えば、現代グループの役職員が北朝鮮を訪問し、北側の高官と面談するとしても、細部の日程を予め確認してから行くのではなく、北朝鮮側の通報を待つことが多かった」とし、「玄会長と関連してはいつどのような通報が来るのかわからず、待っている」と話した。

現代峨山の一部の社員は、対北朝鮮事業関連の書類を内部的に再度チェックするなど、慌しい様子だった。会社側は、「抑留されているA氏が玄会長と一緒に帰還する可能性もあり、そのような場合にも備えて準備を進めている」と話した。これに関連し、趙社長も役職員に、「懸案突破と生き残りのため、しっかり気を引き締めて準備するように」と指示したと言う。

●「観光事業、再開のメドが立つのか」という期待感も

とりあえず、現代峨山は対北朝鮮事業の再開に差し支えがないように万全を期すという方針だ。現代グループの関係者は、「玄会長がA氏の釈放だけでなく、観光事業の再開という成果を得た場合、1ヵ月以内に観光事業を正常化するのが目標だ」とし、「金剛山(クムガンサン)現地の施設は、今すぐ事業を再開しても問題がないほどよく整備されている状態だ」と話した。

現代峨山の協力会社も、「玄会長が『プレゼント』を持ってくるのでは」と期待を隠さなかった。金剛山観光地区に進出した29社の集まりである「金剛山発展協議会」のアン・ギョシク会長は、「玄会長の訪朝が南北経済協力の転換点になると見ている。協力会社も高い期待を持っている」と話した。

しかし、近いうちに金剛山観光の再開承認が出ても事業が本軌道に乗るには時間がかかるという指摘が多い。金剛山観光の中断の理由が観光客射撃事件であっただけに、観光客の募集が期待よりうまくいかない可能性があるからだ。



swon@donga.com imsun@donga.com