ショーン・オヘア（２７・米国）が、痛恨の逆転負けしたタイガー・ウッズ（米国）を相手に痛快な雪辱戦を繰り広げ、逆転優勝を飾った。
オヘアは今年３月末、米男子ツアー「アーノルド・パーマー招待」でウッズに５打差をつけ、首位で最終ラウンドに臨み、優勝への夢を膨らませていた。しかし、ウッズと同じ組でのプレーで動揺したのか、３打を失いトロフィーをウッズに奪われ、準優勝に止まった。
あれから５週後の４日、米シャーロットにあるクエールハロークラブ（パー７２）で閉幕した「クエールハロー選手権」。首位に３打差をつけられ、５位スタートのオヘアは、１７、１８番ホールで連続ボギーを叩いたにも関わらず、３打を減らし通算１１アンダー、２７７打で首位に立った。優勝争いに加わったウッズは、打数を減らせず、オヘアに２打差で４位（９アンダー）に止まった。ルーカス・グローバーとバッハ・ワトソン（以上米国）は２位タイ（１０アンダー）。
ＰＧＡツアー通算３度目の優勝を手にし、１１７万ドルの賞金を獲得したオヘアは、学生時代、干渉の激しい父親のため深刻なストレスで、０２年からは実父と口も利かなくなったが、０４年結婚後、義父にキャディーを任せてから、０５年初優勝に成功した妙な経歴を持っている。梁容銀（ヤン・ヨンウン）は１１位タイ（７アンダー）でフィニッシュし、昨年のチャンピオンであるアンソニー・キムは、４７位タイ（イーブンパー）に止まり、２連覇できなかった。プロデビュー後、初めて予選通過したニュージーランド同胞の李ジンミョンは、３８位タイ（２アンダー）に上がり、ＰＧＡツアーで初めて賞金（２万７３００ドル）を獲得した。
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