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消防隊員、郵便配達員…小さな英雄の始球式

消防隊員、郵便配達員…小さな英雄の始球式

Posted April. 15, 2009 03:02,   

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「消防隊員、清掃員、郵便配達人…」。プロ野球・ヒーローズが、始球式で「一般人」に務めさせている。これを受け、野球ファン、ネチズン間で話題になっている。ヒーローズは7日、三星(サムスン)とのホーム開幕戦で、木洞(モクドン)野球場を管轄するソウル陽川(ヤンチョン)消防署の消防隊員、金ジヒョン氏に始球式を依頼した。ほとんどの球団が、ホーム開幕戦の始球式に芸能人や現職の長官、自治体長に依頼することとは対照的だ。

一部球団が連日、始球式に歌手、お笑い、タレントなど芸能人を登場させた時も、ヒーローズは違った。9日は清掃員の李ヨンマン氏を、10日には陽川郵便局の郵便配達員クァク・ボンソク氏を招待した。11日には高麗(コリョ)大学野球クラブのメンバーらが、始球式の喜びを味わった。彼らは球団宛てに、どれほど野球を愛しているかを手紙にし、送ったからだ。野球宗主国の米国では、野球やホームチームがある地域発展に貢献した者に、始球式の機会を与えられるのが一般的だ。

「マウンドへの招待」、ヒーローズの今季始球式のテーマだ。有名人に「お越し頂く」より見えないところで、自分らの仕事を全うする「リトル・ヒーロー」へ思い出に残る始球式をプレゼントするということだ。インターネットには「感動的な始球式に拍手を送りたい」といった書き込みがあった。

ヒーローズは、「始球式を務める芸能人がいたら、いつでも連絡ください」というある芸能企画会社の提案も、丁寧に断った。ヒーローズ側は、「我々が言うヒーローズは、超能力を発揮するスーパー・ヒーローではない」とし、「居てもあまり目立たないが、居なかったら大変である我々の隣人、小さな英雄を引き続き招待する計画だ」と説明した。



wing@donga.com