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京仁運河、公共事業で3月に着工 12年から4000トン級船舶運航

京仁運河、公共事業で3月に着工 12年から4000トン級船舶運航

Posted January. 06, 2009 05:22,   

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漢江(ハンガン)と仁川(インチョン)の沖合いを結ぶ京仁(キョンイン)運河事業が、3月から本格的に再開され、11年12月に完成予定。民間資本で事業を推進していたが、03年に経済省との環境破壊議論で白紙となってから5年が経った。

国土海洋部(国土部)は5日、韓国型ニューディール政策(経済政策)の一つとして現在の洪水防止のための「屈浦(クルポ)川の防水路工事」を拡大させ、京仁運河建設事業を3月から本格的に実施する方針を決めたと明らかにした。

これに先立ち、国土部は、2万5000余りの雇用を創出できる京仁運河の着工を急ぐため、民間資本の誘致を諦め、韓国水資源公社に事業を委託し、公共工事の形で推進することを決めた。

国土部は、京仁運河の全区間18キロのうち、まだ手付かず状態の漢江方面3.8キロの掘削工事を今年3月に開始することにした。防水路工事で、すでに掘削が行われた仁川方面の14.2キロは、船が行き来できる水深(6.3メートル)を確保するため、平均1.6メートルをさらに掘る工事を行う。

京仁運河が完成すれば12年からは、西海(ソヘ)と漢江を同時に行き来できる4000トン級船舶が貨物を積んで運ぶ。ソウル市と漢江ルネッサンス・プロジェクトが連携し、ソウル龍山(ヨンサン)と中国を行き来する旅客船も就航する。

京仁運河の建設に必要な総事業費2兆2500億ウォンは、金融危機により民間資本の誘致が厳しいことを考慮し、水資源公社が会社資金を投入したり、外部から調達して当てることにした。

京仁運河事業は1995年、民間投資事業に指定されたが、経済効果について批判的な議論が起きると、「国政懸案政策調整会議」が03年に再検討の決定を下し、最近まで防水路工事のみを行ってきた。ところが韓国開発研究院(KDI)が最近、経済性を改めて分析した結果、「費用対便益比率(B/C)」が1.07で、経済性があるという評価がまとまり、事業再開が決まった。



jefflee@donga.com aryssong@donga.com