イスラエル軍が開戦8日目の3日午後6時半(韓国時間4日午前1時半)、タンク部隊など大規模な地上軍兵力をガザ地区に投入し、全面的な地上作戦に突入した。
イスラエル地上軍は同日夜、攻撃ヘリコプターの援護を受けながら、国境線を越えて4つのグループに分かれてガザ地区に進撃し、ハマスは爆撃砲を発射しながら反撃に出て、し烈な戦闘が繰り広げられた。
イスラエル軍は交戦過程でハマスの武装隊員50人余りを射殺し、自国軍は重傷者2人を含めて30人が負傷したと発表した。
イスラエル軍報道官のアビタル・レイボビツは、「イスラエル軍の目標は作戦区域内のハマスのテロ基盤施設を破壊することだ。我々はハマスが使ったロケット弾発射地域のうち一部を掌握している」と述べた。
イスラエルのエフド・バラク国防長官は同日、地上戦に投入する予備軍数千人を追加招集すると明らかにした上で、「今回の軍事作戦は決して短くも容易でもないだろう」と話した。
ハマスの指導者イスマイル・ラドワン氏は、ハマスのテレビ、アル・アクサを通じて、「ガザ地区はイスラエル軍人の巨大な墓地になる」とし、決死抗戦を宣言した。
一方、国際社会は、イスラエルとハマスの休戦を引き出すための仲裁に乗り出した。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、エフド・オルメルト・イスラエル首相に電話をかけ、深い懸念と失望感を伝え、直ちに攻撃を中止するよう促したと、国連が発表した。
国連安全保障理事会は3日、ガザ地区事態に関連して緊急会議を開催したが、米国などの反対で即刻休戦を要求する声明の採択には失敗したと、ジャンモリス・リペル国連駐在フランス大使が明らかにした。
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