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コスピ、90Pも暴落…ウォンは10年来のウォン安ドル高水準

コスピ、90Pも暴落…ウォンは10年来のウォン安ドル高水準

Posted September. 17, 2008 07:52,   

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米国の投資銀行(IB)リーマン・ブラザーズの破産法適用の申請やメリルリンチの売却、保険業界の恐竜といわれてきたAIGの流動性危機などの超大型の悪材料が一度に噴出したウォール街に端を発した金融危機が16日、世界証券市場を恐慌状態へと追い込んでいる。

韓国証券市場では、資金繰りにあえいでいる外国人らが株を投売りしたため、総合株価指数(コスピ)は1400の大台を割り込み、ドルに対するウォン相場は1ドル=1110ウォン台へと急激なウォン安ドル高が進行した。中国をはじめアジア証券市場や欧州各国の証券市場も軒並み急落した。

16日のコスピ指数は前の取引日より90.17ポイント(6.10%)も下がり、年内最安値の1387.75で取引を終えた。同日一日間の下げ幅は韓国史上3番目で、今年に入ってからは最も大きかった。終値基準では1年6ヵ月ぶりの最安値を記録した。

店頭市場(コスダック)も同様に前の取引日より37.62ポイント(8.06%)下がった429.29で取引を終え、今年に入っての最大の下げ幅を記録した。同日一日間、コスピ市場では45兆7974億ウォン、コスダック市場では5兆6256億ウォンと計51兆4231億ウォンの時価総額が消え去った。

同日午前、先物価格の急落を受け、コスピ、コスダック市場共にプログラム売りの呼び値の効力を5分間停止する「サイドカー」が発動される場面もあった。

株を売った外国人らの送金需要が集中し、ウォン安ドル高が急激に進んだ。同日、ソウル外国為替市場でのドルに対するウォン相場は、前の取引日の12日より1ドル=50.90ウォン高い1160.0ウォンで取引を終えた。同日のウォン相場の変動幅は、1998年8月6日(67.0ウォン)以来10年1ヵ月ぶりの水準だった。

アジア各国の株価も軒並み急落した。前日、中国中央銀行の人民銀行は4年ぶりに基準金利や公定歩合を引き下げ、景気浮揚へと転じたものの、中国の上海総合指数は4.47%急落した1986.64で取引を終え、2000ポイントの大台が崩れた。

これに先立って、リーマン・ブラザーズが破産法適用の申請を行った15日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でのダウ指数は、先週の終値より504.48ポイント(4.42%)下がった10917.51へと急落した。これは同時多発テロ発生後の最初の取引開始日となった01年9月17日以来、一日基準では最大の下げ幅だった。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)など世界3大の格付け会社では、流動性の危機に瀕しているAIGの格付けレベルを2、3ランクずつ引き下げ、危機はさらに拡大する兆しを見せている。



sanjuck@donga.com higgledy@donga.com