ソウル市議会の賄賂事件が政界に波紋を広げている。
与党ハンナラ党所属の金貴煥(キム・ギィファン)市議会議長が、議長選挙を控えた今年4月上旬から、市会議員30人にカネを渡した疑いで拘束されたのに続き、国会議員の関与説まで広がっているためだ。
政界では、金議長から100万〜500万ウォンを受け取ったというH、K、L、Pなどハンナラ党議員の実名まで出ている。金議長が朴槿恵(パク・グンヘ)派に近いということから、李明博(イ・ミョンバク)派と朴槿恵派とが異なる声が出している。
波紋がさらに広がる兆しを見せると、朴熺太(パク・ヒテ)党代表が17日、「国民に申し訳ない」と謝罪したのに続き、18日には、安鍫律(アン・ギョンリュル)事務総長が、「事実であることが明らかになれば、党憲党規によって、離党・除名など、厳格に罰則を加える」と述べた。
ハンナラ党は、ただちに独自調査に着手したという。ただでさえ苦しい政局状況で、司法当局の捜査の結果、疑惑が事実として判明する場合、「腐敗政党」というイメージが再び浮上することへの懸念からだ。
関与説が流れている議員たちは、一様に疑惑を否定するか、合法的な後援金だという反応を示した。
ある重鎮議員は18日、「金議長が総選挙の前後に、小切手を持って直接訪ねてきたのを追い返した。その後、後援金の口座に500万ウォンを送ってきた。正常に会計処理したので、問題はない」と話した。
K議員は、「500万ウォンを受け取り、領収証処理した」と述べ、また、別のK議員は、「金議長のことはよく知らないが、100万ウォンを受け取り、領収証処理した事実を後で知った」と話した。
P議員側は、「200万ウォンを受け取ったことを覚えているが、いま確認中だ」と言い、また別のK、P、L議員側は、「金を受け取った事実はない」と否定した。
党のある関係者は、「金議長は普段、小切手をよく使うので、金を受け取った側で会計処理をしなかったなら、簡単に捜査機関の追跡にかかるのではないか」と話した。
民主党は、攻勢の水位を高めている。
丁世均(チョン・セギュン)代表は、最高委員会議で「韓国政治を金権政治、腐敗政治にする今回の事件に対して、捜査が縮小されてはならず、全面的に捜査しなければならない」と主張した。また「関与した市会議員はみな辞職し、同じように報じられた釜山(プサン)市議会に対しても、真相を究明する必要がある」と主張した。
民主党の賄賂事件対策委員長の金民錫(キム・ミンソク)最高委員らは同日、ソウル地方警察庁を訪れ、韓珍熙(ハン・ジンヒ)庁長に、小切手を受け取った市会議員だけでなく、現金を受け取ったとされる市会議員まで捜査対象を拡大するよう求めた。
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