「30センチの距離」で見た米民主党の大統領候補、バラック・オバマ氏はどんな姿だろうか。彼は側近の参謀たちと懸案について討論するのを好むことで有名だ。最初は椅子に体を預けて座って、テーブルに足を乗せたまま、目を瞑って討論の内容を聞き始める。しかし、討論が自分の望む方向へ行かないと、直ちに足を下ろして姿勢を直した後、討論を主導し始めるという。
オバマ候補の常任顧問であるマイケル・ストラウトマニス氏は最近、ニューズウィークとのインタビューで、「発言しない参謀がいると、オバマ候補は彼が討論の進行方向に反対するとみなす」とし、「黙っている参謀に発言を要求する時が多い」と述べた。
首席ブレーンのデビッド・アクセルロッド氏は、3月4日、オハイオとテキサス州での敗北直後、シカゴ選挙事務室での「辛辣だった」2時間を説明した。
ワシントンポストは同氏の話として、「オバマ候補は落ち込んでいる一般職員たちを励ました後、会議室に入って『自己反省』をし、続いて側近の参謀みんなに敗北原因の分析を要求した」と伝えた。
アクセルロッド氏は、「オバマ候補は直接書いた選挙運動過程の是と非や、選挙資金の使用リストなどについて、一々几帳面に分析した」と紹介した。
しかし、オバマ候補はきめ細かなスケジュールには関与しないという。選挙マネージャーのデービッド・フラフ氏は、「例えば、オハイオで5ヵ所を訪問し遊説することを決めたら、どの地域へ行くかは全面的に参謀に任せるスタイルだ」と説明した。
オバマ候補は興奮した感情を表に出さないことでも有名だ。側近らは、「4年間、オバマ候補と一緒に仕事をしながら、大声を上げるのを見たのは2回だけ」と話した。
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