マンション価格が安い地域として知られてきたソウル市道峰区(トボング)の物件が、今月に入ってから3.3平方メートル(1坪)当たりの平均分譲価格が1000万ウォンを越えた。
これで昨年11月と12月にそれぞれ1000万ウォンを越えたソウル市蘆原区(ノウォング)と江北区(カンブクグ)を含め、ソウルの代表的な庶民向けマンションの密集地域であるいわゆる「江北3区」の3.3平方メートル当たりのマンション価格が全て1000万ウォンを突破したことになる。
17日、不動産情報業者のスピードバンクによると、道峰区の3.3平方メートル当たりの平均売買価格は今月8日、1005万ウォンから1000万ウォンの大台に乗った後、14日はさらに1011万ウォンへと上昇した。道峰区のマンション価格は今年初め、3.3平方メートル当たり971万ウォンから上がり始め、14日現在まで2.45%上昇した。
洞別では、ソウル市の4次ニュータウン候補地に挙げられている倉洞(チャンドン)が3.3平方メートル当たり1115万ウォンで一番高く、これに放鶴洞(バンハクドン=1006万ウォン)、道峰洞(930万ウォン)、双門洞(サンムンドン=851万ウォン)が続いた。
これで、ソウルで3.3平方メートル当たりのマンション平均分譲価格が1000万ウォン未満の区は、衿川区(クムチョング、943万ウォン)、中浪区(チュンラング、958万ウォン)、恩平区(ウンピョング、987万ウォン)の3ヵ所だけになった。
スピードバンクの金ウンギョンチーム長は、「2010年完成予定の北部法曹タウン造成と、新設洞(シンソルドン)と放鶴洞を結ぶ軽電鉄の建設推進など好材料が続いたうえ、同地域に多い小型マンションに需要が集まった結果だ」と分析した。
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