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「労使関係は夫婦関係」…「19年紛糾ゼロ」LG電子の労使観

「労使関係は夫婦関係」…「19年紛糾ゼロ」LG電子の労使観

Posted March. 11, 2008 03:05,   

「LG電子は、私1人だけの会社ではありません。現労組員たちだけの会社でもありません。賃金凍結は、われわれの子供、われわれの子孫も永く通える競争力のあるLG電子を作ろうということです」

最近、LG電子の「2年連続賃金凍結」と「19年連続紛糾ゼロの賃金団体交渉」をリードした立役者の1人である朴ジュンス労組委員長(54)は11日、東亜(トンア)日報の電話インタービューに応じ、「これからは、近視眼的ではなく、未来志向的な労組になるべきだ」と訴えた。

LG電子は、同月5、6日の両日間、ソウル西草区良才洞(ソチョク・ヤンジェトン)のソウル教育文化会館で、「労経」双方の代表がともに参加するワークショップを開いた後、7日約30分で賃団交を妥結した。「労経」は、LG電子が縦割り的な含みのある「労使」の代わりに使う表現。

ベアゼロは、物価上昇率を考慮すれば、事実上の実質的な賃金カットを意味する。それだけに、労組員たちにとっては受け入れがたい決定だったはずだ。

これに対し、朴委員長は「一部の大企業は賃上げ交渉のみ数十回行い、その期間も数ヵ月がかかったりするが、われわれ(LG電子)は違う。労経双方がお互いの立場を自分の身に置き換えて考える信頼関係はLGならではの自慢だ」と強調した。

会社の競争力のために痛みを分かち合えば、将来に必ず報われるだろうという相互信頼があるという説明だ。

委員長は「労経関係は、夫婦関係同様だ。会社は夫、労組は妻」と話した。「夫が妻を怒らせたからといって、妻がむやみに腹を立てると家庭は破綻しかねない。夫の過ちを正すためには妻がたまにはうるさく小言を言ったり、また、たまには愛嬌を振りまいたりするなど、多様な接し方を使い分けなければならない」と言う。そのような妻(労組)の努力があってはじめて、「信頼しあう夫婦関係」が保たれるということだ。

南饁(ナム・ヨン)LG電子副会長は7日、団体交渉の席で朴委員長のこのような「夫婦論」に対し、「夫婦関係が良いときこそお互いにもっと配慮しなくてはならない」とした上で、「決して(労組を)甘く見下すことなく、もっと気を配る」と応えたと参加者たちが伝えた。

南副会長はとくに、「よく大企業の労組には社会的な責任がある」といわれているが、いざその問題が自分のことになると、(賃金凍結などを)決断するのは並大抵のものではない」と言い、朴委員長など労組代表たちに重ねて感謝の意を表したという。



bookum90@donga.com