
セレナ・ウィリアムズ選手(米国)は、今季初のメジャーテニス大会の豪州オープンで妙な「ジンクス」がある。奇数の年には優秀な成績を収めるが、偶数の年には不運に苦しまれるからだ。
今年もこのようなジンクスから抜け出ることができなかった。世界ランキング7位のウィリアムズは22日、豪州メルボルンで行われた女子シングル8強戦で、世界4位のイェレナ・ヤンコビッチ(セルビア)選手を迎え、右足の親指に水ぶくれができ、負傷の後遺症まで重なって、1時間39分ぶりに0—2(3—6、4—6)で完敗した。
ウィリアムズは2003、2005、2007年の同大会で飛び石で優勝をし、特に、昨年は当時世界81位まで墜落した後トップに躍り出て、華麗な「復活」を印象付けた。
しかし、2002年と2004年には負傷などを理由に欠場した。2006年、3回戦脱落の恥をかいたことに続き、2年後の今年はタイトル防衛どころか、4強進出にも失敗して頭を垂れた。
「予想外のミスと重いステップ、異常なほど自信のないサーブの海に落ちた」というニューヨークタイムズの表現どおり、同日、ウィリアムズは36個のミスを犯す無気力なプレーを見せた。
一方、前日まで相手戦績2勝2敗だったウィリアムズを予想外に簡単に下したヤンコビッチ選手は初めて同大会の準決勝に進み、ジュスティーヌ・エナン(ベルギー)選手対マリア・シャラポワ(ロシア)選手の試合の勝者と決勝進出を争うようになった。
男子シングルでは「左手の天才」ことラファエル・ナダル(スペイン)選手がフィンランドのヤルコ・ニエミネン(26位)選手を3—0(7—5、6—3、6—1)で制した。「クレーコート」専門のナダルは、ハードコートで行われる同大会で初めて4強に進み、一層レベルアップした腕前を披露した。
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