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「身をもって安全性アピール」 原発職員23人が使命感で完走

「身をもって安全性アピール」 原発職員23人が使命感で完走

Posted October. 22, 2007 06:38,   

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「元気な原子力発電所、身をもってお見せします」。ハーフコースを1時間50分台で完走した韓国水力原子力・月城(ウォルソン)原子力本部のイム・ギチョル氏(52、第2発電所・化学技術部課長)は、「世代を受け継いで原発を元気に育てていきたい気持ちで、息子と一緒に走った」と話した。

昨年入社した息子のホンソク氏(28、第1発電所・計測制御部)は、「国民に愛される原発を作りたいという新入社員としての覚悟を固めた」と話した。

21日、慶州(キョンジュ)市民運動場を出発して市内を回るコース(フルコース・ハーフコース・10キロ)で行われた東亜(トンア)日報2007慶州国際マラソン大会(慶尚北道慶州市、大韓陸上競技連盟、東亜日報社の共同主催)。大会に参加した月城原子力本部マラソン同好会の「走るニューキ」メンバーらは、「私たちが元気な体で走る姿を見せてこそ、原発に対する国民の信頼が得られる」という使命感に満ちていた。

約1300人の職員のうち約70人が、「原発と国民をつなぐ架け橋になろう」という有志を集め、1999年、マラソン同好会を立ち上げてその年秋、慶州東亜マラソンに初めて出場した。

同好会メンバーらは、東海(日本海)がさわやかに広がる原発の柵6キロを、暇させあれば走りながら技術を育んできた。今年、慶州東亜マラソンが国際大会に昇格したことから、高まったレベルに合わせて、マラソンの得意な23人が参加し、同好会の名前も「走るニューキ」と新しく名づけた。

「走るニューキ」の23人は、フルコースとハーフコース、10キロに分かれて出場したが、全員完走した。ニューキは「原発守り隊」という意味の「ニュークリア・キーパー(nuclear keeper)」の略語で、月城原発の職員のほとんどが参加して2005年から始めたボランティア団体の名称。職員らは千年の古都・慶州の文化財を保護したり、発電所周辺の海の掃除、恵まれていない隣人を助けるなどのボランティア活動を繰り広げ、慶州の代表的なボランティア団体として根づいている。

ハーフスリー(フルコースを3時間以内に走ること)記録を持つナム・ジョギュ氏(57、総務部の請願警察)は、「慶州東亜マラソンは雰囲気が良く、大会運営もスムーズなのでさらに元気が出る」とし、「30年間、原子力発電所内で生活しているが、健康だけは誰よりも自信がある」と述べた。

この大会に参加して9年になる「走るニューキ」は、来年の秋大会にはさらにいい「原発守り隊」になると覚悟を述べた。

テ・ソンウン月城原発本部長は、「自分自身とし烈な戦いをしなければならないマラソン精神で、原発を元気に育て、国民に愛されるように努力する」とし、「古都慶州のレベルを高めた慶州国際マラソンが、世界中の健脚たちの参加する世界最高の大会になるよう、力を尽くしたい」と述べた。



boriam@donga.com