盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の名前が、大統合民主新党の大統領選挙候補を選ぶ予備選挙の選挙人団に登録されている事実に関連して、千皓宣(チョン・ホソン)大統領府報道官は17日のブリーフィングで、「大統領が直接代理人を通じて受付を申請した事実はない」とし、「経緯については新党を通じて把握している」ことを明らかにした。
大統合民主新党の国民予備選挙委員会の李基宇(イ・ギウ)スポークスマンは同日、「内部調査の結果、8月23日にソウル鍾路区(チョンノグ)で、何者かがインターネットで、盧大統領を党の予備選挙の選挙人団として申請していたのを確認した」と発表した。李スポークスマンは、「インターネットの接続先(IP)の追跡調査が終わると、もっと具体的なコンピューターの所在地や関連者などに関する情報を確保できるだろう」と付け加えた。
また、李スポークスマンは「国家元首の個人情報が盗用されたことに対して遺憾を示す」とし、管理の不具合を認めて、「必要ならば関係機関に捜査を依頼する計画だ」と述べた。
8月23日は、住民登録番号と名前だけを入力すれば、誰でも党の選挙人団として代理申請が可能な時期だった。8月21日から選挙人団を募集した大統合民主新党は、代理・動員申請の問題が浮上したことを受けて、25日から本人であるか否かを確認する認証制を導入した。
このため、大統領府か大統合民主新党の関係者が、盧大統領の個人情報を盗用して代理申請をした可能性が提起されている。予備選挙の時からいわゆる「幽霊選挙人団」の議論を巻き起こした大統合民主新党は、選挙人団の本人確認のための全数調査の方針を数回明らかにしたものの、基本的な選挙管理能力の不在を再び露わにしたという批判が、党の内外で出ている。
ハンナラ党の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)スポークスマンは、「大統領府の主張どおり盧大統領も知らないうちに選挙人団に登録されているならば、動員選挙、幽霊選挙人団を再び確認することで、新党の予備選挙がでたらめな選挙であることを露わにしたもの」と批判した。
孫鶴圭(ソン・ハクギュ)前京畿(キョンギ)道知事側の禹相虎(ウ・サンホ)スポークスマンも同日のブリーフィングで、「一体誰が、一国の大統領の名義を盗用したのか、盗用までして選挙人団に登録した意図が何なのか、問わざるを得ない」と徹底した真相究明を要求した。
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