最大野党ハンナラ党の朴贊淑(パク・チャンスク)議員が10日に入手した「デジタル時代、公共放送KBSの役割や財源に関する調査」の資料によると、KBSからの依頼を受けた東西(トンソ)リサーチは、同調査で、12項目のアンケートをする前に回答者たちに2項目に1つずつ、6つのショーカードを示していたことが分かった。
「デジタルへの転換のための財源をまかない、KBSの公益的な役割を果たすためには、今の受信料をどれだけ引き上げるべきだと思いますか?」という10番目の質問をする前には、「現在の受信料では、デジタル転換や公益的な役割の遂行が難しい」という趣旨のショーカードを提示していた。
「英国やドイツでは受信料の値上げを通じて財源をまかない、米国や日本では税金を通じて財政的な支援を行っている。…KBSの受信料ではデジタルへの転換に必要な1兆ウォンほどの財源を調達するのが難しく、KBSの公益的な役割も果たせないのが現状だ」というものだ。
また、「受信料を公共放送会社の財源状態や財政需要に基づいて決定し、物価を反映すべきだという見解に賛成ですか、それとも反対ですか」という11、12番目の質問に先立っては、「韓国の受信料は政党間や放送産業界の利害関係が絡み、公共放送会社の財源状態や財政需要、物価を反映しているので決定し難い」というショーカードを示していた。
これとともに、「国の基幹放送であり、公共放送であるKBSの公益的な役割として、どうすべきだと思いますか」という4番目の質問の前には、「最近、ケーブルテレビや衛星放送、デジタル・マルチメディア放送(DMB)など、さまざまな商業有料放送が登場しており、このような傾向は加速するものと思われる」というショーカードを提示した。「有料放送が多く登場するほど、KBSの公益的な役割強化のためには、受信料の値上げが必要だ」というKBSの持論を迂回的に盛り込んでいる。
東西リサーチの関係者は、「KBSの依頼で行われたアンケート調査だけに、ショーカードを提示した背景などは、われわれの所管ではない」とした上で、「一部では誘導質問と思うかも知れないが、考え方を少し変えれば、現状への紹介とも解釈できるのではないか」と釈明した。
漢陽(ハンヤン)大学の李敏雄(イ・ミンウン)教授(メディア学)は、「一般には分かり難い事項を説明するために示したショーカードが、かえってKBSに有利な回答を誘導する可能性のある情報を盛り込んでいる」と批判した。
ddr@donga.com






