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ファンド投資「スター誕生」

Posted June. 19, 2007 03:40,   

エンターテイメント分野に金が集まっている。文化生活に対する需要が増え、関連市場が大きくなったことで、資産運用各社が続々と投資に出ている。

●「公演界を狙って」

ゴールデンブリッジ資産運用は計685億ウォンにのぼるエンターテイメント私慕ファンドを年内1200億ウォンに増やす予定だ。CJ資産運用も現在988億ウォンのファンド規模を引き続き増やす計画。マイエセットもこれまで公演分野に計600億ウォン余りを運用している。

ゴールデンブリッジ資産運用のソ・ジョンギ理事は「ジャンルが多様になり、年齢別の趣向に合わせた公演が多くなり、収益を出せる市場はますます拡大している」と話す。

特に昨年末、政府が公演チケットを買う企業に税制恩恵を与え、チケットが数万枚ずつ売れるなど大規模資金が流入されているという分析だ。

分野別では最近、急ピッチに成長しているミュージカルに対する投資が目立つ。関連業界ではミュージカル市場の規模が昨年1000億ウォンにのぼるものと推定している。

IMMインベストメントは昨年、ミュージカル「太陽のサーカス/クィダム」に投資する120億ウォンものファンドを作ったのに続き、今年100億ウォン規模の公演ファンドを作った。ミュージカル「ウェストサイドストーリー」「ブロードウェー42番街」「キャッツ」などにも各種のファンド資金が投資された。

ドラマの中では「恋人」の他に、SBSの「愛に狂う」などがファンド投資を受けており、MBCと外注製作会社であるE&Bスタスが製作している韓中合作ドラマにも私慕ファンド資金が投資された。

関連企業の株式ではなく、公演、ドラマなどに投資するエンターテイメントファンドは大部分30人未満が投資する私慕ファンド。公募ファンドも一定期間だけ販売するか、目標とした金額が集まればそれ以上販売しない。

●リスクを考え分散投資が必要

しかし、エンターテイメント分野は成功可能性に対する科学的分析が難しく、投資リスクが大きいという指摘も出る。

ある資産運用社の関係者は「公演は業界の特性上、会計処理が明確ではなく、収益の見込みを分析しにくい」とし「公演投資は『大当りか、それともゼロか』との認識が強い」と話す。

このため、最近には数十個の作品に分けて投資し、リスクを分散するファンドができている。

CJ資産運用が昨年9月に作った240億ウォン規模の「CJベリタスムービ&ジョイ」は映画、ミュージカル、ドラマなど34作品に投資する。ゴールデンブリッジ資産運用の100億ウォンの「ゴールデンブリッジ・インターパーク公演展示専門ファンド」も、これまで12の作品に投資しており、今後とも作品数を引き続き増やす計画だ。

CJ資産運用のユン・ギフン特別資産運用チーム長は「株式市場で多くの種目に投資した方が安定的に収益を上げることができるのと同じ原理」と話す。

マイエセット資産運用の李ギュチョル理事も「公演ファンドで売上げが発生すれば、ファンド資金をまず返済させるなどリスクを減らす装置を用意している」と明らかにした。



aryssong@donga.com larosa@donga.com