
世界最多ホームラン記録(868本)の保有者であり日本野球の「生きた伝説」王貞治(67)ソフトバンク監督。彼に会いに行く道は遠くて険しかった。日本でプロ野球監督をインタビューするのは極めて難しい。しかも王監督は昨年7月、胃腫瘍を除去する手術を受けた後、久しぶりに現場に復帰している。日本マスコミのインタビュー要請が殺到していた。
オープン戦の取材のため、福岡のヤフードームを訪れた時も100人を越す取材陣が駆けつけていた。王監督はプレスラインを間に、たまに取材陣と一言や二言を交わしたりした。だが、王監督は都合をつけて、韓国から来た東亜(トンア)日報の記者との単独インタビューに応じた。
手術のため、昨年3月、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表チームを引き受けていた時と比べてやせていたが、野球に対する熱情だけは相変わらずだった。
●五輪予選、海外派が出場すれば韓国がナンバーワン
——WBCで韓国と日本は数回名勝負を繰り広げたが…。
「韓国の投手は本当にすごかった。ボールも速かったし、コントロールも良かった。何より度胸があった。投手にはそのような勇気が必要だ」
——今年11月に開かれる08北京五輪アジア予選をどう展望しているか。
「海外派がカギを握っている。WBCの時のように朴賛浩(パク・チャンホ、ニューヨーク・メッツ)、徐在応(ソ・ジェウン、タンパベイ)など韓国の大リーガーらが全員揃えば、韓国が一番強いだろう。王建民(ニューヨーク・ヤンキーズ)が構えている台湾も侮れないが、韓国がナンバーワンだ」
●世界野球にたくさん接してこそ、試合のレベルが高くなる
——李承鎏(読売)についてどう思うか。
「李承鎏は毎年成長している。韓国にも良い投手が多いが、どうしても投手層が薄い。全体的に日本が一枚上だ。李承鎏が最初の2年間、苦戦したのもそのような理由からだ。しかし、昨年、読売へ行ってから完全に変わった。4年目になる今年はこれまでの中で最高の一年を過ごすと見ている」
——李承鎏と李炳圭(イ・ビョンギュ、中日)など、韓国のスター選手らが日本舞台に進出しているが。
「韓国の選手らが日本へ来ているように、日本の選手らは大リーグへ行く。チャレンジ精神を持っている選手が多いというのは良いことだ。先進の野球に接すれば、レベルが高くなる。鈴木一郎(シアトル)、松井秀樹(ニューヨーク・ヤンキーズ)らが大リーグに行ってから日本の野球も大いに発展した」
●野球も国際化時代…韓日の野球も区別がなくなる
——韓国でも日本野球のファンが多くなっている。
「野球も国際化する時代だ。韓国野球、日本野球が別にあるわけではない。アジア野球という範囲で見るとよい。日本の野球が韓国でも中継されていると聞いている。韓国選手にはプラスになるだろう。ファンの見る目も高くなる」
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