バレーボールとは何かと聞いた。すると、「仲間のために犠牲になるスポーツだ」という答えが返ってきた。バレーボールはスパイクを打たせるためには、サーブレシーブとトスをしなければならない。犠牲精神がなければ、決して勝てない。
▲「バレーボールの科学化」で優勝けん引〓男子バレーボールの「コンピューター監督」で通じる金ホチョル(51)現代(ヒョンデ)キャピタル監督。金監督は負けず嫌いだ。スポーツは正直だ。投資しただけ結果が出る。今年初め、男子プロバレーボールVリーグで、現代キャピタルが三星(サムスン)火災の9年の牙城を打ち砕いたのもこのような信念と固執から出たものだ。
「今の選手らは、物質的な豊かさばかり楽しもうとして、責任感が薄い。どうしてバレーボールをするのかといった目標意識が不明確だ」
金監督は時代が変わったのを実感している。かつては「死に物狂いで」ボールを打ったが、今の選手は温室の中の草花のようだと。選手は雑草のようでなければならない。いかなる困難が差し迫っても屈せず耐え切る野生花。いくら時代が変わったとはいえ、スポーツはスポーツだ。一段階レベルアップするには、その分、汗を流さねばならない。
金監督は選手らを厳しく追い詰めることで有名だ。一度バレーボールの世界に足を踏み入れたからには、最高にならなければならないというのが金監督の持論だ。スポーツで「ナンバー2は意味がない」と言う。
現役時代「コンピューターセッター」として名を馳せた金監督は、監督としても一寸の誤差を許さない隙のない選手管理で名を博している。イタリアで20年間学んだスポーツ科学をバレーボールに結びつけて選手らの長所と短所を把握して、晩年2位チームだった現代キャピタルを最強のチームに変貌させた。イタリアから戦力分析官と体力担当官を迎え入れて、バレーボールのスポーツ科学化を主導した。
金監督は最近、「二兎」を得るために尽力している。男子代表チームの監督として来月に開かれる06ドーハアジア大会で2連覇を狙っており、年末に開幕するVリーグで首位奪還を狙っている三星火災の挑戦を退け2連覇を達成すると意気込んでいる。
▲アジア大会Vとリーグ2連覇目指す〓金監督は代表チームの監督としても変化を試みている。「代表チームに行けば、駄目になる」という偏見を払拭させると。選手らの実力をアップグレードさせて、優勝まで勝ち取って「代表チームに送って良かった」という評価を受けたいと言っている。金監督は、泰陵(テルン)選手村を離れない。選手らと全ての時間を共に過ごす。アジア最高になりたいという意志の表れだ。このような犠牲がなければ、優勝もない。
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