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米プロ野球NLCS最終7次戦へ

Posted October. 20, 2006 03:02,   

ニューヨーク・メッツによって、米プロ野球ナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズ(NLCS)勝負は最終7次戦で決まることとなった。

メッツは19日、ニューヨーク・シェイスタジアムで行われたNLCS第6次戦で、先発ジョン・メインの好投と、ホセ・レイェスの先制本塁打のおかげで、セントルイスに4−2で勝ち、3勝3敗となった。

これで、ワールドシリーズに進出するナショナルリーグ・チャンピオンは20日午前9時20分、シェイスタジアムで行われる第7次戦で決まるようになった。

今や雰囲気はむしろメッツの方に傾いてきた。特に、最終戦が今シーズン、ホームだけで50勝31敗をおさめ、ホームゲーム最高勝率を誇るメッツのホームで行われるためだ。大リーグ歴代チャンピオンシップシリーズやワールドシリーズで2勝3敗まで追われてから3勝3敗を作ったチームが、ホームで行われた第7次戦で勝った場合は11回もある。

同日、第6次戦で、ニューヨークの英雄は、25歳の「中古新人」メインだった。第2次戦先発で、4イニング間5四球に4失点(3自責点)で早期鋼板したメインは同日は、6回1死まで、三振5個に、2個の安打だけ打たれる無失点力投で、ポストシーズン個人通算初勝を味わった。

特に、正面対決したセントルイスの先発投手が、昨年度サイ・ヤング賞受賞者であるクリス・カーペンターだったため、メインの好投がもっと輝いた。メインは今シーズン、6勝5敗、平均自責3.60を記録した。

メインが1回2死満塁で、スコット・ローレンをうまく処理し危機を逃れると、攻守交替後、トップ打者のホセ・レイェスが右側の塀を越える先制本塁打を放ち、雰囲気を盛り上がらせた。メッツはカルロス・ベルトラン、ディビッド・ライトの安打で作った4回1死1、2塁で、ション・グリーンがタイムリーヒットを打ち、2−0で逃げた。

勝機をつかんだメッツは7回、クリス・カーペンターに続いてマウンドに上がったブレーデン・ルーパーを相手に、マイケル・ターカーとレイェスが安打後盗塁で2死2、3塁のチャンスを作った後、ポール・ロドゥカが2打点のセンター前タイムリーヒットを打った。

ワールドシリーズ進出に1勝のみを残しておいていたセントルイスは1回2死満塁、3回2死1、3塁の機会を無産させ、6回と7回もそれぞれ1死1塁で併殺打を打ち、自ら冷や水をかけた。

両チームはオリバー・ペレス(メッツ)、ジェフ・スパン(セントルイス)を第7次戦の先発に立て、総力戦を繰り広げる予定だ。



kimsk@donga.com