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ファンド・ユニバーシティ 大学の資金運用に新たな流れ

ファンド・ユニバーシティ 大学の資金運用に新たな流れ

Posted September. 27, 2006 07:09,   

米国ハーバード大学には「ハーバード・マネージメント・カンパニー」という自主的な資産運用会社がある。40人あまりの同社のファンド・マネージャーらは、25兆ウォンに上る基金を株式、債券、ヘッジファンド、不動産などに分散投資する。このようにして稼いだ投資収益は、昨年までの10年間で10兆ウォンに上る。ブルムバーグ通信によると、昨年米国の主要25大学基金の運用収益率は15%で、多くの大学が財源の大部分を基金運用でまかなう。

韓国の大学はどうだろうか。運用する資金規模が小さい上、収益率も芳しくない。これまで銀行の定期預金のような安全な資産運用先だけに固執したためだ。ところが、最近ソウル大学、西江(ソガン)大学などの一部の大学が攻撃的な「資産運用」に取り組み、保守的な大学の資金運用のやり方に新しい風を吹き込んでいる。

●授業料が入るや否やCDや会社社債などに分散投資

西江大学は効率的な資金運用で名前が知られている。実際、韓国私学財団が集計した主要私立大学の昨年のバランスシートを分析した結果、西江大学の「投資成績表」が最もよかった。授業料788億ウォンと積立金846億ウォンの計1634億ウォンを運用し、88億ウォン(5.4%)の収益を上げた。ほかの大学が1〜2%台の収益率にとどまっていることからすると、抜きん出た投資実績だ。

西江大学は、定期預金に10%のみ預け、残りは会社社債、再建型ファンド、譲渡性預金(CD)、資産担保型証券(ABS)、発行手形などに分散投資している。株式にはまだ手をつけていない。同大学は、経営学および経済学部教授と、卒業生の同門ファンド・マネジャーたちで構成された財政委員会が資金運用の基本計画を練る。

いくつかの原則はある。

第一、景気の動きによって金融会社を適切に見分けて投資する。景気の好調なときは収益率の高い証券会社、相互貯蓄銀行、総合金融などのノンバンク圏を主に利用し、景気が悪いときは安全な銀行に金を預ける。金を寝かさないという原則も守っている。チュ・ソンヨン西江大学財務チーム長は「『時は金なり』なので、私たちにはムダに寝かす金なんかない。授業料が入ってくると、その日にすぐ分散投資する」と説明した。

●企業買収に向けた私募ファンドにも投資

ソウル大学も攻撃的な投資をすることで有名だ。同大学の投資先は50ヵ所にもなる。約2000億ウォンの資金を△債権40%△株式15%△私募ファンド15%△海外投資ファンド10%△マネーマーケットファンド(MMF)10%△デリバティブ商品10%などと、多様にフォートポリオを作る。

ソウル大学も、教授陣と金融界に携わる卒業生たちが軸になった発展基金運営委員会が投資決定を下す。

ソウル大学発展基金財団の理事である朱鍾南(チュ・チョンナム)機械航空学部教授は「以前は定期預金や国公債(国の借金)投資がせいぜいだったが、今は多少思い切った投資もやっている。落ち着いた収益が得られるところと、ハイリスク・ハイリターンのところに適切に振り向けて投資しているわけだ」と説明した。現に、ソウル大学は最近中央相互貯蓄銀行の買収に向けた私募ファンドに500億ウォンを投資し、話題になっている。

●「投資のうまい学校が発展するだろう」

ところが、大部分の国内大学の資金運用のやり方にはかなり保守的なものがある。積立金だけで5500億ウォン弱に上る梨花(イファ)女子大は、定期預金90%、国公債10%の割合で運用している。事実上、「投資資金の安全運用」一本やりなのだ。

梨花女子大の関係者は「金に関する限り、学校がかなり保守的であるため、安全本位で行くほかない。ファンド投資さえリスクととらえるくらいだ」と打ち明けた。

高麗(コリョ)大学も定期預金、債権など安全資産のウェートが50〜60%に上る。ところが、私募ファンド20〜30%、デリバティブ商品5%など、少しずつ前向きな運用を図っている。

延世(ヨンセ)大学側は「学校の具体的な財政状況を明らかにするわけにはいかない」と、資金運用先の公開を嫌った。

ある大学関係者は「学校に金が入ってくれば、人件費、運営費、工事費などにすぐ支払われることが多いため、長期間の投資は困難だ」と述べた。

しかし、投資専門家らは、これから学校も積極的な投資を行うべきだと指摘する。韓国(ハングク)投資信託運用のカン・シンウ副社長は「企業と学校いずれも財政が基盤だ。これから投資がうまくできる大学は発展し、そうでない大学は財政が火の車になるだろう」と強調した。



ssoo@donga.com