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「全作品を60万ウォンで売ります」 ソウル大60周年記念展

「全作品を60万ウォンで売ります」 ソウル大60周年記念展

Posted September. 18, 2006 07:05,   

李鍾祥(イ・ジョンサン)ソウル大名誉教授の東洋画、ユン・ミョンロ・ソウル大名誉教授の洋画、李シンジャ徳成(トクソン)女子大名誉教授の纎維芸術品など、韓国美術界の巨匠たちの作品が、60万ウォンという破格の値段で展示会に出品される。

今年、開校60周年を迎えたソウル大が開催する「開校60周年記念展」。このため、同記念展には、「60万ウォン展」と言う別名がつけられた。

ソウル大美術学部と同学部同窓会は17日、ソウル大博物館で来月12日から22日まで開かれる60周年記念展に展示される同窓たちの美術作品の販売価格を、開校60周年を祝う意味で60万ウォンに統一したと発表した。

韓国の美術展示会で作品価格を統一したケースは今回が初めてというのが、ソウル大の説明。

同展示会には、クォン・スンヒョン・元ソウル大美術学部長(芸術院会員)などソウル大美術学部出身の元老、中堅、少壮派作家の作品300点あまりが展示される予定だ。出品者が、既存の作品の中から一つ選んで出すか、または新作を披露する。

李鍾祥教授は、「どの作品を出すかはまだ決めていないが、美術市場を混乱させる恐れがないよう、高価なものでなく数百万ウォンくらいの作品を出すつもり」と話した。

作品は、60万ウォンで販売される点を考慮し、小品で構成される。規格制限はないが、主に5号未満の絵画作品と、高さ50cm未満の彫塑作品などが展示される予定だ。

クォン・ヨンゴル・ソウル大美術学部長は、「有名作家たちの作品は数百、数千万ウォンの値がつけられるので、美術の好きな人であっても思うように作品を所蔵するのは難しい。開校60周年を祝う意味もあるが、同展示会を契機に、芸術作品と愛好家たちの距離感を縮めたい」と展示会の趣旨を説明した。

販売は先着順で進められ、収益金は、出品者とソウル大美術学部が50%ずつ分けることにした。美術学部は収益金を、ソウル大総同窓会館建立基金とソウル大発展基金、美術学部同窓会基金で使うことにした。同窓たちが作品販売金額全部を学部に寄贈する場合、該当作品は寄贈者が提示する価格どおり販売する予定だ。

「60万ウォン展」に出品を望む同窓生は、30日までにソウル大美術学部同窓会事務局(02−872−8065)、ソウル大彫塑科事務室(02−880−7492〜3)に連絡すればよい。



dnsp@donga.com